出版社内容情報
裁判せずにあなたのトラブル、解決します――。
上司の収賄疑惑が原因で退職に追い込まれた明日花は、“和解の達人”と呼ばれる弁護士・津原と出会う。終始薄い笑みを絶やさず掴みどころのない彼の周りには、一流の専門知識を持ちつつもクセが強すぎる仲間が集まっていた。賄賂の真相を知るため津原に依頼した明日花だが、個性的な仲間も巻き込み事件は思わぬ展開に……。
「それってどっちが正しいの?」「世の中、白か黒かじゃない。グレーな答えが人を幸せにすることもある」。最強チームが織りなす、新感覚のリーガル・エンターテインメント開幕!
内容説明
裁判せずにあなたのトラブル、解決します―。上司の収賄疑惑が原因で退職に追い込まれた明日花は、“和解の達人”と呼ばれる弁護士・津原と出会う。終始薄い笑みを絶やさず掴みどころのない彼の周りには、一流の専門知識を持ちつつもクセが強すぎる仲間が集まっていた。賄賂の真相を知るため津原に依頼した明日花だが、個性的な仲間も巻き込み事件は思わぬ展開に…。最強チームが織りなす、新感覚リーガル・エンタメ開幕!
著者等紹介
加藤実秋[カトウミアキ]
1966年東京都生まれ。2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞しデビュー。同作は書籍化され大人気シリーズとなり、ドラマ化、舞台化、コミック化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
33
裁判ではなく和解で解決していく物語。2025/05/14
み
19
さくさくと♪複数の士業の方々とチームな感じ。キャラも多彩。ただメインの明日花さんが、ちと好きになれなかった。とはいえ、続編出たら読みます。2025/05/06
マダムぷるる
10
いわゆるリーガルエンターテインメント作品。テレビドラマになりそうな、何やら楽しそうで訳ありな登場人物や舞台となるビルヂング。気楽に読めて楽しかった。何でも訴訟!裁判!とするのではなく、「和解の達人」の手腕で解決と導くストーリー。なんとなく先が読めてしまう気がしないでもないけれど、ビクトリーよりハッピーの意味を感じながら読了。作者の作品はたぶん初めて。2025/05/06
capital
9
主人公が白黒ハッキリさせたい、話に食い下がるところが、個人的に鬱陶しくて嫌でした。2025/04/05
NAOAMI
8
裁判でダラダラ争い白黒ハッキリさせるじゃなく、和解で解決する達人弁護士・津原。同居する雑居ビルには建築・心療内科・特許などを専門とするクセ強なプロ達が入居していて、都度連携して和解させる。会社の収賄疑惑を知ったせいで会社を辞めざるを得なくなった明日花はユルリと和解に持ち込む津原に反感を持つ程、白黒ハッキリ派。津原に突っかかる内にバイトとして案件のバディとして活躍させられてしまう流れ。相反する双方の矛先を上手くおさめて前進させるかの手法・流れが面白い。終盤、認められた感の明日花も含めやっぱシリーズ化なのか。2025/04/12