角川文庫<br> おんなの女房

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角川文庫
おんなの女房

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041157589
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ときは文政、ところは江戸。武家の娘・志乃は、歌舞伎を知らないままに役者のもとへ嫁ぐ。夫となった喜多村燕弥は、江戸三座のひとつ、森田座で評判の女形。家でも女としてふるまう、女よりも美しい燕弥を前に、志乃は尻を落ち着ける場所がわからない。
私はなぜこの人に求められたのか――。
芝居にすべてを注ぐ燕弥の隣で、志乃はわが身の、そして燕弥との生き方に思いをめぐらす。
女房とは、女とは、己とはいったい何なのか。
いびつな夫婦の、唯一無二の恋物語が幕を開ける。
第10回野村胡堂文学賞、第44回吉川英治文学新人賞、二冠の作品がついに文庫化!
カバーイラスト/おかざき真里

内容説明

ときは文政、ところは江戸。武家の娘・志乃は、歌舞伎の“歌”の字も知らぬまま、人気右肩上がりの女形・喜多村燕弥へと嫁ぐ。舞台の上だけでなく平生も女として過ごす、女よりも美しい夫を前に、志乃はいつも落ち着かない。この人はなぜ私を求めたのか―。芝居にすべてを注ぐ燕弥の隣で、志乃はわが身の、そして燕弥との生き方に思いを巡らす。女房とは、女とは、己とは何だ。文学賞二冠。歪な2人の変化が胸打つ、唯一無二の恋物語。第10回野村胡堂文学賞、第44回吉川英治文学新人賞W受賞。

著者等紹介

蝉谷めぐ実[セミタニメグミ]
1992年、大阪府生まれ。早稲田大学文学部で演劇映像コースを専攻、化政期の歌舞伎をテーマに卒論を書く。2020年、「化け者心中」で第11回小説野性時代新人賞を受賞し、デビュー。21年に同作で第10回日本歴史時代作家協会賞新人賞、第27回中山義秀文学賞を受賞。22年に刊行した『おんなの女房』で第10回野村胡堂文学賞、第44回吉川英治文学新人賞を受賞。24年『万両役者の扇』で第15回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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sin

45
既読が二つ並んでいたので片一方を削除したら二つとも消えてしまった。残念ながら読後の感想には辿り着けないが⋯女形に嫁いだ武家の娘、その感情の起伏を汲み取って役に転ずる亭主、やがて観察の対象に対する感情に変化が訪れて⋯再読だなこれは2025/01/30

PAO

13
「武家から嫁いだこの女、芝居を知らず、役者も知らず、武家のお仕来りを舞台に持ち込む面皮の厚さ」…時姫、清姫、雪姫、八重垣姫といった歌舞伎の演目の中でも際立つ武家の姫たちの話にからめてそれを演じる女形燕弥とその女房志乃の恋物語。呼込から幕引、そしてまた呼込に戻るという凝った構成で、脇を演じる登場人物の役者の女房お富とお才も魅力的で実に良くできた小説なのですが、癖のある独特な文体にはかなり手を焼き読むのに苦労してしまいました。この文体が作者の持ち味なのでしょうが読者を限定してしまいそうで惜しい様な気もします。2025/03/26

flower0824_

10
武家の娘・志乃は、歌舞伎の女形・燕弥に嫁いだ。燕弥は家でも女の姿で過ごし、役に入れば食の好みや性格も変わってしまう憑依型の役者。志乃に縁談を持ち込んだのも武家の“姫”を近くで観察するため、役作りのためであったのだが、実家で父親に抑圧されて育ち、自分には価値がないように思っていた志乃は、旦那さまのお役に立てると喜ぶ。なんというか、歌舞伎役者の世界、それも夫婦のことは凡人には理解しがたいなと思った。それは同じく女形の妻である、お富やお才にも言えるけれど。2025/02/12

クレイン

7
色々と設定を理解することに時間がかかった。 燕弥と志乃との関係は絶妙だと思う。 言葉以外にも通ずる方法はある。 舞台というものを通じて人の価値観が形成されるのも興味深い。 自分の知らない世界はやはり楽しい。2025/02/19

ぬらりひょん

6
実のところ105ページでギブアップ。お初の作家さん。確か朝日新聞の書評欄に紹介されていた本で、借りてみた。時代物のせいというより、独特の言い回しが分かりづらくてどうにも読み進めなかった。頭の中にちっとも映像が結ばない。いつかはおもしろくなるのかなぁと思ってみたものの、予約本が後に控えていることもあり、あきらめた。この方の本は全部こんな文体なのかな?2025/04/29

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