出版社内容情報
噴水の水が葡萄酒に変わり、空にキリストの御姿が現れるーークリスマスミサでの奇跡調査のため、平賀とロベルト、アルバーノの三神父はオーストラリアへ。ロベルトは、夢で不思議なカンガルーに出会い……。
内容説明
教会の庭にある噴水の水が葡萄酒に変わり、暗い空に黄金色の主の姿が現れた―クリスマスミサ後に起きた奇跡を調査するため、平賀、ロベルト、アルバーノの3神父はオーストラリアへ向かった。ロベルトは調査中、金色に輝く喋るカンガルーの夢を見る。一方、奇跡が起きた同日に、アボリジナルの漁師が海上で火柱と焼けた水死体を目撃していたことが判明。クリスマスに起きた奇跡と事件の関係は―シリーズ本編19弾!
著者等紹介
藤木稟[フジキリン]
大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリーや伝奇など、多岐にわたるジャンルで活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
20
今回の奇跡調査はオーストラリア。クリスマスの教会で水がワインに変わり、空に黄金色のイエスさまのお姿が。またもや歴史に気象アボリジナル文化まで、情報てんこ盛り。そしてお楽しみのロベルト母さんに手抜きはなし。楽しかった!2025/04/27
ミキ
20
2025-35:面白かった!オーストラリアってカソリックのイメージがなかったけど原住民との軋轢とか勉強になった。チームが3人になって調査がスムーズになってる気がする。次はどこの国に行くのか楽しみだ。2025/04/25
Yuri
17
シリーズ第19作目。オーストラリアで起こる奇跡は、天空に光るキリスト像の出現と噴水の水がワインに変わるというもの。現地ツアーの様子は大自然を感じられてお得感。2025/06/16
まいまい
12
シリーズを長く追いかけていると、みんな元気でいてくれたらそれでいいんだよ〜って気持ちで毎回読んでる。巻を増すごとに拍車がかかる過保護ロベルト。2025/05/04
杳
11
おかんロベルトに苦笑しながら読んでましたが、ラストの人々への説教(演説)には、彼も訴えていたように、キリスト教徒ならずとも胸に手を当てて自身を省みるものがありました。やっぱり、ロベルトだなぁ。2025/04/27