出版社内容情報
「最恐の幽霊屋敷」という触れ込みで貸し出されている物件がある――。幽霊を信じない探偵・獏田夢久(ばくたゆめひさ)は、屋敷で相次ぐ不審死の調査を頼まれる。さまざまな理由でその家に滞在した者たちは、一様に背筋の凍る怪異に見舞われた上、恐ろしい死に直面する。屋敷における怪異の歴史を綴ったルポ。その中に謎を解く手がかりがあるのだろうか。調査に乗り出す獏田を待ち受ける、意外な真相とは――? 「最恐の幽霊屋敷」はなぜ生まれたのか、そして、何が屋敷を「最恐」にしたのか。恐ろしい真実がいま明かされる。
内容説明
入居者が何人も不審死を遂げ、地元で恐れられているにも拘わらず、“最恐の幽霊屋敷”と謳って貸し出されている物件がある。依頼を受けた探偵・獏田夢久は、屋敷で起きた事件の調査に乗り出す。囁く人形たち、ふと過る異様な気配、謎の足音、からっぽの稲荷社―数々の怪異を記録したルポに、謎を解く鍵はあるのか?そして、この屋敷を“最恐”たらしめているものとは何か。予測不能、驚愕のラストが待ち受けるホラーミステリ!
著者等紹介
大島清昭[オオシマキヨアキ]
1982年栃木県生まれ。筑波大学大学院修士課程修了。研究者として幽霊・妖怪に関する研究を行い、20年に「影踏亭の怪談」で第17回ミステリーズ!新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
猫ぴょん
46
確かに最恐😱 ホラーはかなり読んでるけどあと引く怖さかな。 びっくりするくらい死ぬし😱 ミステリとしては絶対コイツ犯人だろうなんだけど〜エグいの絡んでくるし。 ホラー部分がこれでもかの連発💦 7章あるんだけど鍋島猫助が良いね。 他の章にも出てくる鍋島猫助のルポ本が怖い💦 身体があり得ない方向に「畳まれる」 1番嫌かも〜😱他にも怖いルポあり過ぎ! ラストの怒涛の謎解きも、うひゃ~ってなるけどその後を想像してしまう。 シリーズ物よりこっちが怖かったな。 さあこの作者の次を読もう🤣2025/11/08
かみぶくろ
43
3.7/5.0 封魔の壺が割れて、八体の凶悪な怨霊が住み着いてしまった最恐の幽霊屋敷、というなかなか面白な設定。たしかにけっこうな最恐ぶりで、関わった人々がバラエティ豊かな怪死を悉く遂げていく。とはいえ、これだけヤバい悪霊だらけで、ヤバいくらい人が死んでいくと、次第に慣れて怖くなくなってくる。最後の謎の推理パートと急降下的な結末も、個人的にはバランスが崩れてもったいなく感じた。2025/11/09
ゆん
25
「最恐の幽霊屋敷」という触れ込みの物件に様々な理由で滞在した者たちが背筋の凍る恐ろしい体験をして死んでいく。 いやぁ…めちゃくちゃ怖かった! 怖くて、そして面白い! 久しぶりに夜を徹してドキドキしながら、怯えながら読書した…。ラストの怒涛の展開には怖さも忘れて驚いた。「はっ!? えぇ!?」ってなった。 すごく怖面白かったけどミステリー要素はなくてもよかったかなとも思いました。2025/06/23
cao-rin
20
【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の一・和編〉初めての作家さん。タイトルだけでワクワクする😍とにかく心霊現象がお好きな方なら間違いなく楽しめると思う。そして人が次々死ぬ😇情け容赦ない。悪霊の仕業か、はたまた殺人事件か…?ホラー要素強めのミステリーといったところ?昨今は「ホラーミステリー」というジャンルも確立されつつあるようで、読者としては嬉しい限り。著者の他の作品も是非楽しみたいし、今後追いかけていきたい作家さんです。2025/07/27
四弦桜
18
なになにこのラスト💦 最初はおぉ怖いなぁなんて読んでたら突然襲う本格ミステリ… そしてホラーと本格が混じりあったワクワクする終盤‼️ 今まで読んできたホラーの中では結構怖かった✨ そして面白かった‼️ …が想像力低レベルの僕には幽霊屋敷の見取り図が欲しかったw2025/08/17
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- 和書
- いまだ悪戦苦闘中




