出版社内容情報
日本橋で評判の〈銀寿司〉を営むすし職人の銀蔵は、その昔は凄腕と名高い岡っ引きだった。かつての盟友である同心の谷崎は病で出仕できず、代わりに息子の十四郎の相棒として十手を預かってくれないかと請う。銀蔵は、再び江戸の平和のために立ち上がることを決意した。惨殺された河岸の卸業者・浜五郎の死には、「マグロの牡牝」が関わっているようだが……。握りも謎解きも超一流! 時代小説界に新たなヒーロー登場。
内容説明
日本橋で評判の“銀寿司”を営むすし職人の銀蔵は、その昔は凄腕と名高い岡っ引きだった。かつての盟友である同心の谷崎は病で出仕できず、代わりに息子の十四郎の相棒として十手を預かってくれないかと請う。銀蔵は、再び江戸の平和のために立ち上がることを決意した。惨殺された河岸の卸業者・浜五郎の死には、「マグロの牡牝」が関わっているようだが…。握りも謎解きも超一流!時代小説界に新たなヒーロー登場。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2015年、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
16
2025年2月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。おバカなすし屋がうまいわけ、マグロの牡牝がわかる男、漁師が拝む神さまは、ワサビの気持ち!の4つの連作短編。1作目と同様のノリで、あまり興味を惹かれない。ただ、十四郎の父の十三郎が登場するかもしれない終わり方は気になる。2025/05/31
コブタ
5
鮪の寿司に関わる4話。酢飯がキモ、鮪の牡牝が判る、フランスには無いわさびの効能等々、銀蔵親分も目明かしの感が戻ってきたか。最後は仇敵の影が・・・。次巻に続く(だろう)。2025/04/27
Satochan
4
シリーズ第2作。包丁を持った女将というちょっと物騒な表紙の本作。でもスタートは誘拐事件。よかったと思ったら、やっぱり続きは殺人事件かい!って感じです。但し事件の鍵はシャリの旨さ、マグロの雄雌、わさびの効用と鮨ネタ満載。勉強になります。でも最後の押し込み強盗は、どう鮨ネタに繋がるんだろう? 早くも次回作が楽しみです。2025/03/23
onakagayowayowa
2
面白い〜。お寿司食べたくなる。これからどうなるのかな〜2025/04/21
goodchoice
1
寿司銀シリーズ第2作。これのとてもいかした筋立てで楽しめる。早く次が読みたい。2025/04/17