出版社内容情報
海産物の密漁は、暴力団の重要なシノギのひとつになっている。中でも、北海道で穫れる檜山産の干し海鼠は重宝がられ、法外な高値で取引されていた。アルコール漬けだった実母の急死で故郷の白老を飛び出し、函館まで流れ着いた青年・神野大樹は、岡村興業の若頭補佐・宮嶋が仕切る海鼠の密漁で稼いでいる。大樹とふたりきりで暮らすボーダーコリーの老犬・ジリは、その見張り役を務めていた。ジリが体調を崩したことをきっかけに、犬好きのホステス・霧子と距離を縮める大樹。しかし彼女は、宮嶋の情婦でもあった……。
【目次】
内容説明
酒浸りだった母の急死をきっかけに故郷の白老を飛び出し、函館まで流れ着いた青年・神野大樹。彼は、岡村興業の若頭補佐・宮嶋が仕切る密漁で稼いでいる。大樹と一緒に暮らすボーダーコリーの老犬・ジリは、その見張り役を務めていた。体調を崩したジリの介抱を通して、犬好きのホステス・霧子と距離を縮める大樹。しかし彼女は、宮嶋の情婦でもあった。二人の関係に勘づいた宮嶋を、霧子は衝動的に殺してしまい―。大樹と霧子、そしてジリ。愛に飢えた三つの魂が辿り着く先は―。
著者等紹介
馳星周[ハセセイシュウ]
1965年、北海道生まれ。横浜市立大学文理学部卒業。96年『不夜城』で衝撃的なデビューを飾る。翌年、同作品で第18回吉川英治文学新人賞を、98年『鎮魂歌 不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞を、99年『漂流街』で第1回大藪春彦賞を、2020年『少年と犬』で第163回直木賞を受賞。ロマン・ノワールの旗手として数々の作品を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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