狐花―葉不見冥府路行

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041152096
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

時は江戸。作事奉行・上月監物の屋敷の奥女中・お葉は、度々現れる男に畏れ慄き、死病に憑かれたように伏せっていた。彼岸花を深紅に染め付けた着物を纏い、身も凍るほど美しい顔のその男・萩之介は、"この世に居るはずのない男"だった――。

この騒動を知った監物は、過去の悪事と何か関りがあるのではと警戒する。いくつもの謎をはらむ幽霊事件を解き明かすべく、"憑き物落とし"を行う武蔵晴明神社の宮守・中禪寺洲齋が監物の屋敷に招かれる。

謎に秘された哀しき真実とは? 
歌舞伎の舞台化のために書き下ろされた、長編ミステリ。

内容説明

時は江戸。作事奉行・上月監物の屋敷の奥女中・お葉は、度々現れる男に畏れ慄き、死病に憑かれたように伏せっていた。彼岸花を深紅に染め付けた着物を纏い、身も凍るほど美しい顔のその男・萩之介は、“この世に居るはずのない男”だった―。この騒動を知った監物は、過去の悪行と何か関わりがあるのではと警戒する。いくつもの謎をはらむ幽霊事件を解き明かすべく、“憑き物落とし”を行う武蔵晴明神社の宮守・中禪寺洲齋が監物の屋敷に招かれる。謎に秘された哀しき真実とは?

著者等紹介

京極夏彦[キョウゴクナツヒコ]
1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞、『遠野物語remix』「えほん遠野物語」シリーズなどにより平成28年遠野文化賞、『遠巷説百物語』で第56回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

233
京極 夏彦は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、歌舞伎の舞台化のために書き下ろされたとのこと、この8月に上演されています。 https://www.kabuki-bito.jp/news/9051 https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322404000289/2024/08/13

ちょろこ

116
歌舞伎ミステリの一冊。いつもの憑き物落としミステリががっつりくるディナーだとしたら、こちらはランチのようにお手軽に楽しめる、歌舞伎演目のために描かれた作品。舞台は江戸のお屋敷。死んだはずの男が彼岸花の着物を纏い現れたというお屋敷幽霊騒動を中禪寺洲齋が解き明かすストーリー。死人花、地獄花…彼岸花の別名にマッチした展開で怖さと謎がどんどん目の前に差し出されていく感覚で一気に読めた。謎の解け方はシンプルかつ驚き感もあるのがいい。対して絡みあう縁が複雑に色濃く読ませてくれた。歌舞伎で観たい幕開けと幕閉じも印象的。2024/12/01

Richard Thornburg

111
感想:★★★★★  「京極夏彦×歌舞伎 新作書き下ろし」と帯に書いてありましたが、百鬼夜行シリーズなどと比較すれば歯切れもテンポもよくてスピード感のある印象です。  彼岸花の呼び名をいろいろと挙げながら、その呼び名をテーマにして事件が進行していく感じです。  9篇に区切られているのですが、人死にはわんさか出てくるし、悲しかったり切なかったりする侘び寂び感も満載です。  ラストの落としどころで「そうきましたか!」ってところがあるんですが、そこは読んでからのお楽しみってことで。  オススメの一冊です。2024/10/24

Tanaka9999

80
2024年発行、KADOKAWAの単行本。数冊前に宮部みゆきの「曼殊沙華」を読んでいて同じ花をタイトルにした作品。これは歌舞伎の原作として書き下ろされたもののはずだ。歌舞伎の原作でも怪奇は最初だけで後になればなるほどちゃんとした説明がなされていく。しかし狂気な人物と探偵(的)人物の対峙で終わり結局だれも救いがない、いや悪役が落ちることが周囲の人物の救いなのか。もしかしたら周囲の人物皆殺し、というのは歌舞伎を意識した筋立てなのかもしれない。2024/08/29

yukaring

75
大好きな京極さんだが苦手な時代モノ。読み出した時は読みきれるか心配したが全く杞憂に終わる面白さ。かつて愛した女性たちの前に現れる美しき死人と中禅寺洲齊(!)による“憑き物落とし”。時は江戸、作事奉行の屋敷の女中の前に現れる美しき男。彼岸花を染め付けた着物を纏った彼を見た彼女は死病に憑かれたように臥せってしまう。その後も女性達の前に姿を現す男は生者なのか死者なのか?目的は?中禅寺洲齊が解き明かす美しき謎と悲しき真実「この世には摩訶不思議なことなどあろう筈も御座いませぬ」というこの時代の決めセリフに痺れる。2025/01/29

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