九十一歳、銀座きもの語り

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九十一歳、銀座きもの語り

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  • サイズ 46判/ページ数 160p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041151938
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

創業200年。銀座の呉服屋で、きものの仕事に携わり70年、店主となって30年。90歳を過ぎても毎日、きもので店に立ち続けた。手仕事の美しい染織品、東南アジアから中東各国の古裂。美術家の祖父と父、家族で切り盛りした小さな店。きものとともに生きた日々を語る。


【目次】

序に代えて/毎朝の決まりごと/きもの択び/紬の多い呉服店/店主助手として/「むら田」の歴史/変わり者の店主/「むら田」調/紬の八寸帯/更紗裂と更紗の帯/長板本染中形と江戸小紋/誂えのこと/上田紬と上田の白生地/悳次という人/田端育ち/父、板谷梅樹のこと/モダンガールの母/祖父、板谷波山のこと/結核を患う/祖母まるのこと/水戸時代/占い師の予言/女子美術大学へ/二つの結婚式/店を継ぐ/銀座二丁目並木通りへ/めまぐるしい日々/私の子育て/鶏肉嫌い、卵嫌い/軽井沢店の思い出/悳次の古裂蒐集旅/悳次の創作/ろうけつ染と展覧会の思い出/文士のお客様/銀座お昼ごはん事情/花を育てる/仕舞/私の病気、夫の病気/移転話と夫の死/カシミヤの香典返し/六丁目へ/街から変化をもらって/あき子の創作/先代の流儀と私の流儀/悉皆のこと/呉服店の朝/六丁目の夜の顔/銀座の呉服店さまざま/商いの照り降り/地味好み/着付けについて/紬の喪服/きもの周りの小さなこだわりあれこれ/きものの繰り回し/「おやつあき」と車の事故/渋谷へ/新しいきもの/最後の日々

内容説明

数々の文士も訪れた、銀座の小さな老舗呉服店「むら田」。九十一歳まで店に立ち、きもの好きに愛された女店主、最期の独り言。渋好みでモダン、手仕事の美しさ―、きもののある日常の暮らし。

目次

序に代えて
毎朝の決まりごと
日々のきもの択び
紬の多い呉服店
店主助手として
「むら田」の歴史
変わり者の店主
「むら田」調
紬の八寸帯
更紗裂と更紗の帯
長板本染中形と小紋染
染めのきもの
上田紬と上田の白生地
悳次という人
田端育ち
父、板谷梅樹のこと
モダンガールの母
祖父、板谷波山のこと
結核を患う
祖母まるのこと〔ほか〕

著者等紹介

村田あき子[ムラタアキコ]
1932年、東京田端生まれ。茨城県に疎開後、女子美術大学進学に伴い、祖父、板谷波山宅で書生生活を経て、銀座の呉服専門店「染織工芸 むら田」入社。61年に六代目となる村田悳次と結婚。93年、悳次の死去に伴い「染織工芸 むら田」店主を継承。2024年10月逝去

西端真矢[ニシハタマヤ]
文筆家。1970年生まれ。東京都出身。型絵染作家の祖母、日本美術史研究者の母のもとで、きものと日本美術に身近に触れて育つ。編集プロダクション、広告代理店勤務を経て2007年独立。日本史、日本伝統文化を軸に、現在の日本社会を考察するエッセイや論考を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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