角川文庫<br> いつか深い穴に落ちるまで

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角川文庫
いつか深い穴に落ちるまで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 176p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041151464
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

だって、近道じゃありませんか。戦後まもない日本で、ブラジルまで直通の穴を掘る前代未聞の新事業が発案された。極秘事業の「広報係」となった鈴木一夫は、計画の前史を調べ、現在まで続く工事の進捗を記録していく。地球の裏の広報係との交流や、事業存続の危機を経て、ついに「穴」が開通したとの報告を受けるが……。奇想天外な発想力で多くの本読みたちを唸らせた、唯一無二のサラリーマン小説。第55回文藝賞受賞作。

この小説は、突拍子もないのに生真面目で、奇妙なのに誠実で、愛おしいけれど残酷な、私にとって忘れ難い物語でした。 村田沙耶香氏

作り込まれたリアリティーと荒唐無稽なファンタジーの狭間を行き来する異空間的小説。 ニシダ氏(ラランド)

内容説明

だって、近道じゃありませんか。戦後まもない日本で、ブラジルまで直通の穴を掘る前代未聞の新事業が発案された。極秘事業の「広報係」となった鈴木一夫は、計画の前史を調べ、現在まで続く工事の進捗を記録していく。地球の裏の広報係との交流や、事業存続の危機を経て、ついに「穴」が開通したとの報告を受けるが…。奇想天外な発想力で多くの本読みたちを唸らせた、唯一無二のサラリーマン小説。第55回文藝賞受賞作。

著者等紹介

山野辺太郎[ヤマノベタロウ]
1975年、福島県生まれ。宮城県育ち。東京大学文学部卒業、同大学院人文社会系研究科修士課程修了。2018年、「いつか深い穴に落ちるまで」で第55回文藝賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りー

13
おいおいブラジルまで穴を掘ろうなんて小説を誰が書くんだと思ったら東大卒の筆者でキャッチーだった。内容は荒唐無稽というか、小学生の妄想みたいなのにガジェットに頼ることなく筆力で魅せる純文学。登場人物も情緒が安定していて静かなギャップが面白かった。2025/01/21

fabi@第一芸人文芸部

12
奇想天外のお仕事小説。おバカ計画「日本ーブラジル間をつなぐ穴」のプロジェクトに挑む大人たち。「そんなん無理って小学生でもわかるやん!」なのだけれど、もし実現したら、という世界線を極めて冷静に描き切った作品。主人公が極秘プロジェクトの広報係というのがポイントで、世間に発表できることが何もない。自分は果たして必要なのか。広報にすら知らされない進捗状況に頭を悩ませながら、穴まわりで起こる出来事や出会いを日記という形で文字に残し続ける。果たして勤勉だと言えるのか、仕事というものに向き合う姿勢を問う小説でもある。2025/04/26

ヨムヒト

10
あかん、バカバカしすぎて途中で読むのをやめてしまった!私はもうなんか、ゆっくり楽しむユーモアとかそういうのに対する忍耐力を失ってしまったのかもしれない。それはそれで良いのだろうか、、、2025/04/06

GuRu

6
日本からブラジルまでの直通の穴!!ブラジルまでどれくらいの時間で行けるのだろか……。 海はマグマは重力は色々どうなったんだろうか………!?発想が奇想天外すぎて想像すらできない。 物語も淡々と進んで穴もでき、飛び込む時もあっさりしていてそこが良かった♪2025/02/16

aoon

5
最初から最後までとんでもないプロジェクトをトンデモ理論で大真面目に進めていく話なのですが、その中での問題や葛藤は見に覚えのあるようなリアルさがあり、「ありえない」と笑ってばかりもいられない底知れなさがありました。特に大きな組織の中で出会う不条理さには共感しかありませんが、それに対するアンサーが印象に残りました。 すぐに読める薄さの本ですが、プロジェクトを追って戦後から現代まで長い歴史を辿ったような気になります。2025/03/09

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