出版社内容情報
祓屋の名門「天霧屋」。その末裔の三善天馬は、自分が家督を継ぐことに乗り気ではなかった。
理由は父の最期。悪霊を祓う中で命を落とした父を見て、この仕事に疑問を感じ始めたのだ。
そんな中、現当主が突如、「次期当主は血縁に限らず実力を以て決定する」と宣言。
戸惑う天馬だったが、余所者の天才祓師、真琴が金銭目当てで名乗り出る。
ルール無視で悪霊を祓いまくる彼女を、天馬は警戒するが……。
オカルト謎解き物語、堂々開幕!
内容説明
祓屋の名門「天霧屋」。その末裔の三善天馬は、自分が家督を継ぐことに乗り気ではなかった。理由は父の最期。悪霊を祓う中で命を落とした父を見て、この仕事に疑問を感じ始めたのだ。そんな中、現当主が突如、「次期当主は世襲を廃止し実力を以て決定する」と宣言。戸惑う天馬だったが、余所者の天才祓師、真琴が金銭目当てで名乗り出る。ルール無視で悪霊を祓いまくる彼女を、天馬は警戒するが…。オカルト謎解き物語、堂々開幕!
著者等紹介
竹村優希[タケムラユキ]
山口県出身。2011年『シミ。―純愛、浮気、未練、傷跡』(宝島社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よっち
32
家督を継ぐことに疑問を感じる祓屋の名門「天霧屋」の跡取り三善天馬に、現当主が突如実力で次期当主を決定と宣言。余所者の天才祓師、真琴が名乗り出るオカルト謎解き物語。悪霊を祓う中で命を落とした父を見て、この仕事に疑問を感じていた天馬の窮地を救った真琴の圧倒的な実力。唯我独尊で旧弊にこだわらず悪霊を祓いまくる彼女を見て、門下生も次期当主に立候補する事態に当初は天馬も警戒するものの、彼自身もまた彼女の影響で少しずつ変わっていって、まだまだ謎も多い真琴の目的や背景は気になるところですけど、今後の展開が楽しみですね。2024/10/16
はなりん
15
祓屋一門の当主の孫の天馬は、当主になる事や祓師の仕事に消極的で、ある日突然やってきた祓う能力が高い真琴と当主の座を争う事に。主人公が天馬で男性視点のため、スッと心に馴染まない。女性視点の話を読む事の方が多いので。天馬の性格もあるんだけど、優柔不断で頭硬いなぁってちょっとイラっとする。当主の思惑や真琴の思惑がまだまだわからない。真琴も天霧の血筋かしら?天馬も能力は高そうなので成長は期待できそうだけど。続きそうなのでとりあえず追いかけます。2024/12/02
あずとも
6
祓屋の名門「天霧屋」の末裔天馬とルール無視で悪霊を祓いまくるお金目当ての天才祓師、真琴が次期当主を巡り対立したり協力して悪霊を払ったりするオカルト謎解き物語。2人のコンビがいい感じ、現当主の思惑は?真琴の真の目的は?今後が楽しみ。2024/09/23
色素薄い系
4
この巻だけではまだ評価がしにくいかなと思う。真琴の言動は好き嫌いが分かれそうですね。天馬はまぁこれから成長していくんだろうから目標が定まってないとかは仕方ないかなと。金福はただのガメついだけの人じゃなくて真琴の正体を正しく知っている何者かと言う事なんですね。この言葉の真相が気になるけど続きは読むかどうか…2025/03/19
水無月冬弥
4
現代退魔士もの。優柔不断のようにみえる天馬にイライラしている読者もいるようですが、なんだかこの微妙な性格が僕には「リアル」でよかったです。人間、そんなにわりきれないもんね、逆に慶士にはかなりイライラしました。次巻も登場するんですかね、それにしても真琴は何者なんだろう?2024/12/25