出版社内容情報
神々に護られ、神社が強い力を持つ日本。
「縁切り神社」の娘、綿本雪音(わたもと ゆきね)は屈託のない明るい少女。
しかしある日、神社が襲撃されてしまう。
襲撃者は名前に「雪」が入る術者を殺すと言い、雪音は危機に陥るが、
御景藤矢(みかげ とうや)という青年に救われる。
彼は日本を陰で守る「特格神社」の後継者で、
ある切実な理由から、雪音の家が持つ「縁切りの力」を欲していた。
そしてその力を得るため、雪音は藤矢と「契約婚約」することになり……!?
内容説明
神々に護られ、神社が強い力を持つ日本。「縁切り神社」の娘、綿本雪音は屈託のない明るい少女。しかしある日、神社が襲撃されてしまう。襲撃者は名前に「雪」が入る術者を殺すと言い、雪音は危機に陥るが、御景藤矢という青年に救われる。彼は日本を陰で守る「特格神社」の後継者で、ある切実な理由から、雪音の家が持つ「縁切りの力」を欲していた。そしてその力を得るため、雪音は藤矢と「契約婚約」することになり…!?
著者等紹介
白土夏海[シラトナツミ]
水戸市出身。第1回角川文庫キャラクター小説大賞の隠し玉として『恋虫』でデビュー。小説のほか、脚本家としても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
28
神々に護られ神社が強い力を持つ日本。禍津神に印をつけられた縁切り神社の娘・綿本雪音が、助けてくれた日本を陰で守る「特格神社」の御曹司・御景藤矢と契約結婚する物語。「雪」が入る術者を殺すと言う襲撃者に危機に陥った雪音を助けてくれた藤矢。祖母を目の前で失いギクシャクする家を離れ、藤矢の屋敷で一緒に暮らし始めた雪音。禍津神に印をつけられた雪音の境遇は御景の家でも転校先でもなかなか過酷でしたけど、それでも負けない強い気持ちがあって、藤矢と一緒に禍津神と対峙して、彼の呪いも断ち切ってみせた結末が印象的な物語でした。2024/08/05
まぁ
6
さらっと進行しつつ起きている物事はなかなかグロいです。悪神に憑かれて実家を襲撃された雪音さんが御曹司の藤矢さんと偽装婚約して周りの圧力に屈さず憑いた悪神とも見事縁切りして婚約も偽装じゃなくなるというスピーディさでした。文章が読みやすくてサクサク読めます。2024/07/13
色素薄い系
6
うーん。もっと面白くなる要素はあったと思うんだけどなんか全体的に無駄なシーンが多かった気がする藤矢が味覚障害患ってたのに雪音の作ったおにぎりは味がするとか言ってた件結局どういう理由で雪音が特別(?)だったのか分からなかったしその後なぜか自分で作っているっぽいシーンがあり「え?自分で作ったら味すんの?」と思ったけど特に掘り下げなし。雪音にも実は味が分からないみたいな告白もなし。何の為にこの描写入れたの?呪いの縁切りや禍津神の件もあっさり片付いたし藤矢は雪音のどこに惹かれたのかもよく分からないまま終わった。2024/07/02