角川ホラー文庫<br> おんびんたれの禍夢

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角川ホラー文庫
おんびんたれの禍夢

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041148822
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

時は明治。
岡山から上京したばかりの若き怪奇小説家・光金晴之介は、
世界探検家を自称する豪傑・春日野力人の、冒険記のゴーストライターを務めることになる。
馬来半島、泰、緬甸、印度。
亜細亜中から送られてくる力人の体験談は、
おぞましい憎しみと叫び、そして不可解な謎に満ちたものだった。
晴之介は同居人の美しい少女・楠子とともに、複雑怪奇な謎を解き明かしていくが――。
忌まわしき故郷の「キバコ」の記憶、海を越え日常を浸食する異界の住民。
そして襲い来る、言葉を失うほどの恐怖とは。
『ぼっけえ、きょうてえ』の著者が描く、驚愕のホラーミステリ。

内容説明

時は明治。岡山から上京した若き小説家・光金晴之介は、自称「世界探検家」の豪傑・春日野力人から冒険記のゴーストライターを頼まれる。馬来、上海、緬甸、印度―亜細亜中から舞い込む体験談は憎しみと叫び、不可思議な謎に満ち、晴之介は美しい同居人・楠子と共に複雑怪奇な事件と対峙していく。故郷の忌まわしき「キバコ」の記憶、海を越え日常を浸食する異界の住民。そして直面する戦慄の真実とは。驚愕のホラーミステリ。

著者等紹介

岩井志麻子[イワイシマコ]
1964年、岡山県生まれ。99年、短編「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。また、同作に書き下ろし3編を加えた同題の短編集が、ジャンルを超えた質の高い作品性を支持され、第13回山本周五郎賞を受賞する。2001年、『岡山女』は第124回直木賞候補作となった。恋愛小説『チャイ・コイ』で第2回婦人公論文芸賞、『自由戀愛』で第9回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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タイ子

79
表紙ほどのおどろおどろさはないかも。志麻子さんらしい得体が知れない底の深い闇みたいなものは感じますが。明治の頃の話。岡山から小説家の男・晴之介が上京する。同居することになった楠子という女性がまた不思議な存在。詳細は㊙にしておきましょう。彼の元に冒険家の男からゴーストライターの依頼が入る。アジアを旅する冒険家の話が謎と不思議さに満ちて実体験とは思えない話ばかり。楠子と共に推理さえ始める晴之介。この辺りはちょっと真面目な(?)志麻子さん。後半の展開が予想外になるのが面白い。おんびんたれ=臆病者。2024/08/04

mihya

36
明治の後期、ヒモ生活を送る駆け出しホラー作家はゴーストライターとして冒険家の体験を書き起こすことになる。 外国での奇妙な出来事、不穏な人物との出会い。物語(あるいは夢)と現実の境界が曖昧になっていく。読んでる自分も目眩がするような感覚になる。2025/04/25

あたびー

34
時は明治末年。幼時に姐やから怖い話を聞かされ怪談書きになった晴之介は、不鳴不飛の高等遊民。東京で知り合った半陽の女楠子に養って貰う生活だが、探検家力人から自分の探検記の代筆を頼まれる。刻々と送り込まれる力人の体験メモ。それを読む内に晴之介と楠子まで南洋の冒険の怪しい物語に取り込まれたような気持ちになる。最後に明かされる、家人が皆否定する謎の姐やの真相。力人から送られる体験談が沢山読みたかったので、もう少し長めの小説に仕上がっていても良かったのでは?と思った。2024/08/16

くさてる

27
おお、岩井志麻子だ。わたしの好きな志麻子だ。幻想的で、夢と現の間があいまいで、なにが本当か嘘か分からないけれど、生々しい情念と人間の持つ苦さはリアル。そこにゆらりと浮かび上がる、存在しないはずの、死者。そこが怖い。この著者は本当に「この世のものでない」存在を描くのがうまい。タレントとしても知られる著者だけど、わたしは作家としてずっと好きなので、この調子で小説を発表し続けてほしいと思います。買い支えます。2024/09/03

たっきー

14
小説家でおんびんたれの晴之介は、戸籍上は男性で両性具有の美しい楠子と暮らすが、いろいろな出来事に遭遇する。それらは現実か夢なのか。今作はその曖昧さがホラーテイストを高めていて良かった。2024/09/13

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