出版社内容情報
時は明治。
岡山から上京したばかりの若き怪奇小説家・光金晴之介は、
世界探検家を自称する豪傑・春日野力人の、冒険記のゴーストライターを務めることになる。
馬来半島、泰、緬甸、印度。
亜細亜中から送られてくる力人の体験談は、
おぞましい憎しみと叫び、そして不可解な謎に満ちたものだった。
晴之介は同居人の美しい少女・楠子とともに、複雑怪奇な謎を解き明かしていくが――。
忌まわしき故郷の「キバコ」の記憶、海を越え日常を浸食する異界の住民。
そして襲い来る、言葉を失うほどの恐怖とは。
『ぼっけえ、きょうてえ』の著者が描く、驚愕のホラーミステリ。
内容説明
時は明治。岡山から上京した若き小説家・光金晴之介は、自称「世界探検家」の豪傑・春日野力人から冒険記のゴーストライターを頼まれる。馬来、上海、緬甸、印度―亜細亜中から舞い込む体験談は憎しみと叫び、不可思議な謎に満ち、晴之介は美しい同居人・楠子と共に複雑怪奇な事件と対峙していく。故郷の忌まわしき「キバコ」の記憶、海を越え日常を浸食する異界の住民。そして直面する戦慄の真実とは。驚愕のホラーミステリ。
著者等紹介
岩井志麻子[イワイシマコ]
1964年、岡山県生まれ。99年、短編「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。また、同作に書き下ろし3編を加えた同題の短編集が、ジャンルを超えた質の高い作品性を支持され、第13回山本周五郎賞を受賞する。2001年、『岡山女』は第124回直木賞候補作となった。恋愛小説『チャイ・コイ』で第2回婦人公論文芸賞、『自由戀愛』で第9回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たっきー
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