角川文庫<br> 君の顔では泣けない

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角川文庫
君の顔では泣けない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041148570
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

高校1年生の坂平陸は、ある日突然クラスメイトの水村まなみと体が入れ替わってしまう。どうやら一緒にプールに落ちたことがきっかけのようだ。突然のことに驚き、戸惑いながらも入れ替わったことはお互いだけの秘密にしようと決めた2人。しかし意外やそつなく坂平陸として立ち振る舞うまなみに対し、陸はうまく水村まなみとして振る舞えず、落ち込む日々が続く。まなみの家族との距離感、今まで話したこともなかったまなみの友達との会話、部活の顧問からのセクハラ……15年間、男子として生きてきた自分が、他人の人生を背負い女性として生きること。いつか元に戻れる日を諦めきれないまま、それでも陸は高校を卒業し上京、そして結婚、出産と、水村まなみとしての人生を歩んでいくことになる――入れ替わった後の15年を圧倒的なリアリティで描く、第12回小説野性時代新人賞受賞作!!

内容説明

「朝、鏡には見覚えのある女が映っていた。同じクラスの水村だ」―高1の夏、坂平陸はひょんなことから同級生の水村まなみと体が入れ替わってしまう。そつなく陸を演じるまなみに比べ、まなみとして振る舞えず落ち込む陸。元に戻れぬまま女性として直面する結婚、妊娠、出産…リアリティ溢れる描写が激賞された第12回小説野性時代新人賞受賞作。まなみ側の視点が読める「アナザーストーリー“Side M”」も収録。

著者等紹介

君嶋彼方[キミジマカナタ]
1989年生まれ。東京都出身。2021年、「水平線は回転する」で第12回小説野性時代新人賞を受賞。同作を改題した本書でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はっせー

59
選書本。皆さんは男女逆転したらどうしますか?おそらくこの手の質問はもう何年も存在するだろう。あれしたいとかこれしたいとか色々と考える。しかしその答えはあくまでも最後は元に戻ることを前提としている。しかし本書は違う。15年経っても戻ることはなかった。本書はある男子高校生と女子高校生が入れ替わるお話。そして15年経った30歳でも元に戻ることをなかった。話の構成としては30歳パートと過去パート(15歳~30歳)を交代交代展開していく。女性の方が読んでどう思うかが知りたい!2024/07/28

だーい

52
中身が入れ替わってしまったまなみと陸、彼らの15年が丁寧にリアルに描かれていて終始切ない気持ちになった。何かが変わってしまうことが苦手な陸が何もかも変わってしまい、絶望や葛藤を抱えながら生きていく様が苦しくなる時もあったが、水村まなみという存在があるおかげでどうにかこうにか生きてこられた。互いを思いやる気持ちを表しているタイトルもすごくいい。抱えているものが重すぎて押しつぶされそうになることも生きていく上である。お互いを思い計り絶望も希望も全部一緒に抱えて前を見ようとする二人をいつまでも忘れないだろう。2024/07/12

ichi

32
二人の高校生が入れ替わってしまう話。入れ替わった二人の元々の環境がそれなりに幸せなものだったから、こういう話になったのかもしれない。仮に幸せいっぱいのAさんと、理不尽なまでに辛い環境にあるBさんが入れ替わるという話だったら、などと想像するとサスペンスやミステリーの香りがしてくる。そんな小説があったら読みたい。2024/07/07

よっち

26
プールに一緒に落ちたことがきっかけで同級生の水村まなみと体が入れ替わった高校1年の坂平陸。いつか元に戻ると信じ、入れ替わったことは二人だけの秘密にすると決める青春小説。しかし現実はそう簡単には元に戻れるわけもなく、坂平陸としてそつなく生きるまなみと、上手く水村まなみになりきれず戸惑う陸。迷いや不安を抱えながら卒業し、その後も人生を歩む中でかつての家族に対する複雑な思いも自覚して、時には衝突しながら、人生の転機を経験して様々なことが変わっていっても、かけがえのない絆を再確認する二人がなかなか印象的でしたね。2024/06/13

yosa

25
どこかで辻村深月さんが挙げていたタイトルを覚えていて、文庫になったタイミングで捕獲。事前情報は余りない状態で読み始めましたが、これがまたもう、ドキドキのしっ放し。不穏な滑り出しで掴まれてその後混乱。仕組みがわかってからはオチが気になって仕方なくなりページをめくる手が速まるものの、物語が非常に丁寧でそれも書きにくいところ逃げたいところをきちんと落ち着いた筆で描いていてちっとも目が離せない。つまりは終始ドキドキのノンストップでエンディングまでたどり着きました。これはちょっと異性にお薦めたくなる本だ。趣味悪い?2024/10/28

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