出版社内容情報
幽鬼のための代書屋を営む少女、藍夏月(らんかげつ)。うっかり死んでしまった彼女は黄泉がえりの代わりに冥府の王、泰山府君(たいざんふくん)の現世での仕事を手伝うことに。
代書屋と写本府の女官の二重生活をしていたある朝、城門で王妃の侍女の変死体が見つかる。泰山府君によると冥府から逃げた鬼が事件と関係あるらしい。
その捜索を命じられる中、夏月が女官として働く写本府の上司、洪長官も事件後から姿を消していて……?
内容説明
幽鬼のための代書屋を営む少女、藍夏月。うっかり死んでしまった彼女は黄泉がえりの代わりに冥府の王、泰山府君の現世での仕事を手伝うことに。代書屋と写本府の女官の二重生活をしていたある朝、城門で王妃の侍女の変死体が見つかる。泰山府君によると冥界から逃げた鬼が事件と関係あるらしい。その捜索を命じられる中、写本府の上司、洪長官も姿を消していて…?天才代書屋少女が後宮の闇を暴く、大好評中華ミステリ第2弾!
著者等紹介
紙屋ねこ[カミヤネコ]
神奈川県出身。「鵲の白きを見れば黄泉がえり―死者の手紙届けます」で、第8回角川文庫キャラクター小説大賞“奨励賞”を受賞。同作を改稿・改題した『後宮の宵に月華は輝く 琥珀国墨夜伝』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
22
うっかり死んで黄泉がえりの代わりに、泰山府君の現世での仕事を手伝うことになった藍夏月。代書屋と写本府の女官の二重生活をする中、城門で王妃の侍女の変死体が見つかる第2弾。泰山府君によると冥府から逃げた鬼が事件と関係あるらしく、その捜索を命じられる夏月。そして事件後から姿を消してしまう、女官として働く写本府の上司である洪長官。結果として派閥争いにも巻き込まれてゆく中で、彼女はなぜ難解とされる古文書を読解できるのか、夏月自身の出自もポイントになってきそうですが、王朝のこれからや夏月の選択も気になるところですね。2024/12/16