角川文庫<br> 黒牢城

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角川文庫
黒牢城

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  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041147221
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。このままでは城が落ちる。兵や民草の心に巣食う疑念を晴らすため、村重は土牢に捕らえた知将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めるが――。
事件の裏には何が潜むのか。乱世を生きる果てに救いはあるか。城という巨大な密室で起きた四つの事件に対峙する、村重と官兵衛、二人の探偵の壮絶な推理戦が歴史を動かす。

内容説明

本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。このままでは城が落ちる。兵や民草の心に巣食う疑念を晴らすため、村重は土牢に捕らえた知将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めるが―。事件の裏には何が潜むのか。乱世を生きる果てに救いはあるか。城という巨大な密室で起きた四つの事件に対峙する、村重と官兵衛、二人の探偵の壮絶な推理戦が歴史を動かす。第166回直木賞受賞作。

著者等紹介

米澤穂信[ヨネザワホノブ]
1978年岐阜県生まれ。2001年、第5回角川学園小説大賞(ヤングミステリー&ホラー部門)奨励賞を『氷菓』で受賞しデビュー。11年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞。21年刊行の本作で第12回山田風太郎賞並びに第166回直木三十五賞、第22回本格ミステリ大賞を受賞。さらに主要年間ミステリランキングすべてで1位を獲得し、史上初の4冠を達成した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mae.dat

309
米澤穂信さんも読んでみたい作家さんの一人でした。日本史は苦手な分野ですが、黒田官兵衛には幾許かの興味を抱いており、絶好の計らいと思ったのです。畿内は有岡城のヒタヒタとした閉塞感がずっと続きます。武家の義や理などは知らねども、最終盤の第4章以降は、何やら熱いものが激ってきましたよ。官兵衛の史実や戦国時代の事は、個人的に少しづつ勉強して行こう。そうすると家族の会話の間口も広がるしね。実際昨日坊主に、官兵衛の事を少し教えて貰ったよ。おっと、清洲会議に呼ばれたので、ちょっと行ってきまする(ギリギリの歴史知識)。2024/09/06

みこ

168
信長に反旗を翻し、黒田官兵衛を幽閉した荒木村重が場内で起こった不思議な事件を官兵衛のヒントを基に解決していく。官兵衛の存在は不気味さを漂わせ、オマージュ元のレクター博士のよう。さらに信長軍に包囲され徐々に追い詰められていく有岡城のさまは歴史小説としても秀逸である。舞台設定のトリッキーさが目立つが大変な佳作が生み出されたと感じる。2024/07/05

星野流人

153
信長に反旗を翻し有岡城に籠城した、荒木村重という武将が主人公。めちゃくちゃ時代小説じゃねえか〜!と普段時代小説を読まない身なので身構えるものの、読み進めていけばいくほどに米澤穂信さんらしいミステリでした。有岡城を揺るがす怪事件が起こる度に、囚われの身の黒田官兵衛に知恵を借りに行く構図がとてもわくわくします。そしてまた単なるミステリにも収まりきらず、終盤には大仕掛けもあり、圧巻の完成度。武将として下々の者の命を捨て去ることのできる村重が、茶道具ひとつを惜しむ場面が印象深かったです。2024/07/14

ぶち

108
読み始めには、戦国時代の籠城という斬新な密室ミステリーかと思ったのですが、浅はかでした。4つの連作短編はそれぞれミステリーの謎解きとなっているのですが、そこには"戦国の下剋上"、"死が身近にある時代の念仏やお題目などの宗教観"、"武士の死生観"、"荒木村重という実存した人物の謀反の本音"などのテーマが流れていて、歴史小説の醍醐味も味わえるのです。そして、謎解きのアドバイス役と思っていた黒田官兵衛の仕掛けが回収されていく展開には、驚かされました。小さな謎と大きな謎のミルフィーユ的な構造に唸ってしまいました。2024/09/15

さと♪

104
土牢に囚われた黒田官兵衛による究極の安楽椅子探偵物語。最初の方だけ今村翔吾さん小説っぽく読んでたんだが、まもなくそれは全く違うと思い知らされた。何これ、おもしろーい(語彙力w)。2024/09/01

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