出版社内容情報
辺境領主エルランドと14歳で結婚させられた王家の末姫リザ。
しかし式の翌日「必ず迎えに来る」と言い残し、夫は領地に去ってしまう。
迎えのないまま5年。
再び命じられた政略結婚から少年の姿で逃亡したリザを救ったのは、5年ぶりに会うエルランドだった。
彼の目的が自分との離縁だと聞いたリザは、正体を明かさず夫からも逃げ出そうとして――。
「全ては言いなりにはならない」
政略に翻弄される、すれ違い夫婦の出した答えとは?
内容説明
辺境領主エルランドと14歳で結婚させられた王家の末姫リザ。しかし式の翌日「必ず迎えに来る」と言い残し、夫は領地に去ってしまう。迎えのないまま5年。再び命じられた政略結婚から少年の姿で逃亡したリザを救ったのは、5年ぶりに会うエルランドだった。彼の目的が自分との離縁だと聞いたリザは、正体を明かさず夫からも逃げ出そうとして―。「全ては言いなりにはならない」政略に翻弄される、すれ違い夫婦の出した答えとは?
著者等紹介
文野さと[フミノサト]
『灰色のマリエ』(レジーナブックス)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
7
読んでる方は、エルランドが何も言ってこないのは、何か事情があるんだろうって判るけどね…。リザが健気に頑張るのとか(侍女や庭師の味方がいてほっとした)、色んなすれ違いについてエルランドがちゃんと?反省するのも良かった。続き出ると良いな。兄王たちにも何かざまあが欲しいところ。2024/08/25
色素薄い系
4
うん、まぁこんなもんかな。兄王が最初はもっと傲慢でいけ好かないヤツかと思っていたのに次出てきた時は小物感半端なかったんだけど侍従が上手いこと操ってたりするんだろうか…エルランドの「全て言いなりにならない」という言葉がリザに大きな変化をもたらしたようで逞しく成長したのは良かったと思う。2024/10/08
くまくま
3
すれ違い夫婦2024/05/26
ぶん太姉ちゃん
1
“あの夜から5年”この一文だけでリザの心を想うと切ない😢頑張って‼️と応援したくなる⤴️😊エルランド、どうか彼女に気が付いて❗彼女から目を離さないで❗と願いつつ😊まだまだ幸せには遠くやっと一歩🍀今後彼の配下や領民たちとの交流も含め二人の幸せを読み続けたい😊是非続編を🎶‼️2024/04/14
y.n
0
面白かったです!五つ星満点です! ハラハラさせられる展開なのでページをめくる手が止められず最後まで一気に読みました。 情景や登場人物の心理がしっかり伝わってくる描写で、それでいてダラダラとした長文ではなく無駄のない必要なだけの"描写量"でテンポ良く話が進んで行くので楽しくて読み易いです。 特にリザの心理描写は見事でリザにどっぷりと感情移入させられました。 私もプロ作家志望者なんですが大変勉強になりました。 「読者を楽しませる作品というのはこういうものなんだ」と。 私もこんな小説を書けるようになりたいです。2025/01/19