出版社内容情報
忍びの末裔の少女・依都は、
莫大な借金の形として、主君である美緒の代わりに嫁ぐことに。
相手は冷酷と悪名高い軍人・東堂園悠臣。
すぐに本物の美緒でないとばれてしまったが、
悠臣は「お前、俺の嫁になれ」と依都を受け入れて……?
実は悠臣の正体は軍のスパイ。
「命を賭す」忍びと「死んではならない」スパイ、
価値観の違いから対立する二人だが、
夫婦として過ごすうち、初めての感情に出会って――
正反対の二人の契約婚姻譚。
内容説明
忍びの末裔の少女・依都は、莫大な借金の形として、主君である美緒の代わりに嫁ぐことに。相手は冷酷と悪名高い軍人・東堂園悠臣。すぐに本物の美緒でないとばれてしまったが、悠臣は「お前、俺の嫁になれ」と依都を受け入れて…?実は悠臣の正体は軍のスパイ。「命を賭す」忍びと「死んではならない」スパイ、価値観の違いから対立する二人だが、夫婦として過ごすうち、初めての感情に出会って―正反対の二人の契約婚姻譚。
著者等紹介
英志雨[ハナブサシュウ]
七夕の翌日生まれ。第21回角川ビーンズ小説大賞“一般部門”審査員特別賞を受賞。受賞作を改題、改稿した『身代わり花嫁は命を賭して 主君に捧ぐ忍びの花』(本書)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くまくま
3
忍びとスパイ2023/12/24
秋山真琴
2
軍人と伯爵家の娘(正体は、それぞれスパイと忍者)の利害が一致し手を結び、それぞれに成長し、結ばれていく話。忍者ならではの自己犠牲的なマインドが、氷が溶けるように消えていき、良いタッグになるのが最高。続きも気になる。2024/12/24
史
2
明治的な世界で、スパイだとか忍者だとか。深刻な背景があったりするも、あんまり深堀はしていない。それは味付けが薄くなる一方で読みやすくはなる。まあ夫婦二人揃って武闘派気質なのは珍しいかな。敵が陰謀論的強大さだけども、こういうのを設定しておくとまあ打ち切りが早いことが多いわけで。カジュアルな話と読むのが吉か。2024/03/04
色素薄い系
0
面白かったです。でもなんか最後に依都が家族を失った10年前の事件と悠臣がスパイになったきっかけの出来事って同じなのでは?みたいな物が示唆されていたけど明かされず。トウヤも依都の許嫁っぽい描写もあったんですがそれは…依都が死ぬのは誉れだと思っていた命を賭ける、という事柄が命は賭けるけど死なずに生きるに変わったのは良かったと思う。悠臣の微デレ具合もいい感じだったのでもう少し続きが見てみたい作品でした。2025/05/21
じゃすてぃす
0
面白かったです。エモい!2023/12/24