出版社内容情報
年齢的にも仕事的にも後がない作家の横尾成吾。書くことを何よりも優先して生きてきたが、友人・弓子の思わぬ告白から、今後の自分の身の振り方を考えるようになる。一方、横尾の担当編集・井草菜種は、これまでヒット作を出したことがなく、焦燥感が募るばかり。やがて菜種は、自身同様に停滞中の横尾と本気で向き合い始める。先の見えない時代に自分を信じて歩む、売れない作家と編集者。2人の人生が優しく迫る、再生の物語。
内容説明
年齢的にも仕事的にも後がない作家の横尾成吾。書くことを何よりも優先して生きてきたが、友人・弓子の思わぬ告白から、今後の自分の身の振り方を考えるようになる。一方、横尾の担当編集・井草菜種は、これまでヒット作を出したことがなく、焦燥感が募るばかり。やがて菜種は、自身同様に停滞中の横尾と本気で向き合い始める。先の見えない時代に自分を信じて歩む、売れない作家と編集者。2人の人生が優しく迫る、再生の物語。
著者等紹介
小野寺史宜[オノデラフミノリ]
1968年、千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞。08年、第3回ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作の『ROCKER』で単行本デビュー。19年、『ひと』が本屋大賞2位に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カブ
37
私の好きな小野寺史宜氏らしい、優しくて悪い人がひとりも登場しないお話です。主人公の横尾さんは間もなく50歳の作家。担当編集者・井草菜種はヒット作を出したことがなく、彼女にもふられて少し焦っています。売れない作家と編集者が良い本を出そうと、そっと頑張る姿を応援したくなります。最後に、えっと驚く展開も面白いです。2024/01/28
さくら★もち
28
売れない作家と担当編集者が1冊の小説を生み出すまでを描いた1年の物語。食べて寝るのと同じくらい日常に「書く」がある横尾と、「読む」がある井草。それぞれ焦りと迷いを感じながら、ひとつひとつの出来事を受け止め、作品に活かそうと努力を重ねるふたり。最初は腐り気味だったのにタッグを組むことで新たな気付きが生まれ、前向きになっていく展開がよかった。章が月ごとに区切られ語り部が交互になっている構成も好き。淡々とした日常にもドラマはある。しんどい時あるけど頑張ってればきっと良いこともある、と信じさせて貰える1冊だった。2024/03/31
らび
23
ちょっと気分転換にと思いページをめくるとエッセイじゃなくて小説でした💦あまり売れてない作家とヒット作を手掛けた事が無い編集さん。2人が出会って作品に向き合う姿が真っすぐで最後にはどんでん返しまで付いてきて小野寺さんの世界らしく安心して読めました。凄い出来事があるわけじゃないけどそこが良い。2025/06/21
モーモー
17
面白かったです 小野寺さんらしい作品ですね。今回、描いている内容を書こうとしている作家さんの話し。 作家さん、一冊発刊されると作家になるのかな?本書を出しても食べていくのは大変なんですね。 主人公すこーし幸せになるエンディングがいいですね2024/11/09
はな
17
大きな事件も起こらずずっと淡々としていて穏やか。それが日常っぽくてよかったです。でも最後に明かされた仕掛けに少し戸惑いました。私の中ではもう菜種君としか認識できない…。ふたりが作り上げた『降らない雨もない』売れてほしいな。2024/08/08
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