出版社内容情報
「PSYCHO-PASS サイコパス」のTVシリーズ第1期の時間軸で発生した事件を描く、深見真によるスピンオフ小説。監視官の常守朱、執行官の狡噛慎也らが殺人事件の謎に挑む。
内容説明
2104年12月。公安局刑事課三係の監視官・狡噛慎也は、都内のテニスコートで見つかった他殺死体について捜査を開始する。しかし、有力な手がかりを得られないうちに第2の事件が発生。被害者たちの死体の特殊な状況から同一犯が疑われるなか、狡噛はある人物に着目するが…。それから8年後。執行官となっていた狡噛と新人監視官の常守朱は、奇妙な死体遺棄事件に遭遇する。人気アニメシリーズから生まれたスピンオフ小説。
著者等紹介
深見真[フカミマコト]
熊本県生まれ。小説家、漫画原作者、脚本家。『ブロークン・フィスト 戦う少女と残酷な少年』で第1回富士見ヤングミステリー大賞を受賞しデビュー。『アフリカン・ゲーム・カートリッジズ』でカドカワエンタテインメントNext賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
29
「PSYCHO-PASS サイコパス」TVシリーズ第1期の時間軸で発生した殺人事件に監視官の常守朱や執行官の狡噛慎也が挑むスピンオフ小説。都内のテニスコートで見つかった他殺死体の捜査で、有力な手がかりを得られないうちに起きた第二の事件。被害者たちの死体の特殊な状況から同一犯の犯行が疑われる中、ある人物に着目する狡噛。そして八年後、執行官になっていた狡噛と新人監視官の常守朱が遭遇した奇妙な死体遺棄事件。縢や征陸も出てきて懐かしい思いで読みましたけど、1期終了後の様子が描かれたボーナストラックも良かったです。2024/01/15
雨
26
狡噛さん視点で語られる。人体パズルってやばいね。2023/11/28
lucifer
16
大人になってからあまりアニメは見なくなった中で、数少ない好きなアニメPSYCHO-PASS。映像は全て見てるのであえてノベライズは手を出してなかったが、これは映像化されてないエピソードのようだったので購入。エピソード自体も面白かったが、何よりもアニメだけで把握しきれてなかった社会情勢や“シビュラシステム”がもたらしたもの、よりPSYCHO-PASSの世界が見えてきたことで、ますます好きになった。アニメ放送開始当初はどこまで作り込まれてたのかわからないが、このディープな世界の話はまだ続いて欲しい。2023/12/17
にぃと
12
狡噛さんの監視官、執行官時代の事件を描いたスピンオフ作品。8年の時を経て狡噛さんの変わった部分、変わらない部分がそれぞれ見えて面白い。ボーナストラックとしてアニメ1期直後の狡噛さんが日本を脱出する部分の物語が収録されており、おまけというよりもうひとつの本編と言ってもいいような内容。どこにいてもブレないのが彼の魅力だと改めて思わせられた。2024/01/22
陽ちゃん
9
アニメ「PSYCHO-PASS」のスピンオフ。アニメをきっちり見たことがないので、あらすじしか分かりませんが、監視官であろうと執行官であろうとブレないのが狡噛だなあと。そんな彼に振り回されたのが宜野座なんでしょうね。ボーナストラックで、逃亡から海外へ脱出した頃の状況が読めてお得でした。2024/01/02