角川文庫<br> 冥土行進曲

個数:
電子版価格
¥792
  • 電子版あり

角川文庫
冥土行進曲

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月26日 05時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041140888
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

近いうちにこの切っ先が、私の手の内で何人かの血を吸うであろう……。
Q大附属病院に入院をしていた「私」は、レントゲン室に勤務する異母弟から余命宣告をされる。
理不尽な運命を豪快に笑い飛ばした「私」だったが、生命が尽きるまでに成し遂げなければならない使命があった。
「私」は背広の内ポケットに家伝の短刀を忍ばせると、恐ろしい復讐の旅に出るのであった。

内容説明

近いうちにこの切先が、私の手の内で何人かの血を吸うであろう…。Q大附属病院に入院する「私」は、レントゲン室に勤務する異母弟から寿命2週間の宣告を受ける。理不尽な運命を豪快に笑い飛ばしたものの、死ぬまでに成し遂げなければならない仕事があった。やがて、私は背広の内ポケットに家伝の短刀を忍ばせると、生命がけの復讐の旅に出る。文学史上で異彩を放ち続ける傑物による、粒ぞろいの短編8編を収録。

著者等紹介

夢野久作[ユメノキュウサク]
1889年福岡県に日本右翼の大物、杉山茂丸の長男として生まれる。幼名杉山直樹。夢野久作とは福岡の方言で「夢想家」の意。慶應義塾大学文学部中退。禅僧、農園主、能の教授、新聞記者と、種々の経歴をもち、1926年「あやかしの鼓」を雑誌発表して作家生活に入る。「いなか、の、じけん」等、因縁と心理遺伝を題材とした作品を著し、構想10年の果てに完成した代表作『ドグラ・マグラ』は国内外の日本文学者から比類ない評価を受けている。36年春、47歳の生涯を終えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件
評価
 

aaq43410本棚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おにく

31
もしかすると作家さんの文章のリズムというのは、その作家さんの話し方に類似しているのではないでしょうか?だとしたら、夢野久作氏の話しぶりは、結構せわしなかったものと想像しています。“ドグラ・マグラ”など、癖のある作品を残した作家さんですが、その息をつかせぬ文章で、難解でジリジリとした他の作家さんを読んだあとなどには、夢野氏の作品が恋しくなる。初めて読んだ“冥土行進曲”も迷走していて楽しかったですよ。2024/10/22

柊渚

23
禍々しい狂気と一人称視点の独特の文体に触れ、久しぶりの夢野久作をたっぷり堪能しました。現実か虚構か、軽妙な語りに絡めとられ混濁する感覚がなんともいえず心地よく。恋人を美しすぎる故に殺害してしまう『縊死体』は、作者の癖が詰め込まれていて良きです(小声) 夢野氏の物語ではお酒が苦手な人に無理やり飲酒させると、高確率で惨劇が起こってしまうのでお気をつけください笑。2024/11/24

稽子

10
★★★ 短篇集。既読は「縊死体」のみ。全体的に小粒な印象。出来の悪い作品もない代わりに、傑作の類もない短篇集でした。わりと気に入ったのは「狂人は笑う」より「青ネクタイ」、「難船小僧」「焦点を合わせる」「爆弾太平記」「冥土行進曲」で、一番気に入ったのは「斜坑」でした。2025/04/15

さや

10
船の話が多めの短編集。表題作のオチはどう捉えたらいいのか困惑。でも1番読みやすいかも。最後に収録されているけど。「狂人は笑う」「縊死体」「斜坑」が個人的には好みだった。ちょっと怪談っぽくて狂気の描写が良い。笑い声のバリエーションが多様で独特で面白い。全体的に特に船内の様子などは想像がつかない部分もあって読んででて目が滑るところも多々。これは私の想像力と知識不足なので仕方ない。2024/10/09

Porco

10
1編目の「狂人が笑う」が大多数の人が認識しているだろう夢野久作作品らしさを自分も感じ、期待に読み進めたが怪奇幻想という要素はそのあと続く作品群を終えるたびに、掌編だが話のキレがある「縊死体」や女を争う鉱夫の怪奇も織り混ざった「斜坑」など中々面白いと思えたが、いかんせん自分の知識から期待していた夢野久作作品として想定してた作品群とは、出されたものが異なっていたため残念な気持ちが多く出てしまった…読む前の期待値が高すぎた。2023/12/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21619045
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品