出版社内容情報
戦後日本を代表する歌手・ペギー葉山の代表曲『南国土佐を後にして』。
国民的ヒットとなったこの歌のルーツは、遠く中国で戦った歩兵第236連隊「鯨部隊」によって歌い継がれた『南国節』にあった。
緻密な取材で明らかになる中国戦線の戦争秘話、鯨部隊に愛された1頭の豹・ハチの悲劇――
激動の時代に生まれたこの歌は、いかにして人々に「希望」を与える楽曲となったのか。
貴重な証言をもとに描き出される感動のノンフィクション。
解説・安倍寧
内容説明
戦後日本を代表する歌手・ペギー葉山の代表曲『南国土佐を後にして』。国民的ヒットとなったこの歌のルーツは、遠く中国で戦った歩兵第236連隊「鯨部隊」によって歌い継がれた『南国節』にあった。緻密な取材で明らかになる中国戦線の戦争秘話、鯨部隊に愛された1頭の豹・ハチの悲劇―激動の時代に生まれたこの歌は、いかにして人々に「希望」を与える楽曲となったのか。貴重な証言をもとに描き出される感動のノンフィクション。
目次
第1部 苦難を越えて(鯨部隊の最前線へ;壮烈な戦闘;不思議な力を持った歌;鯨と豹;大陸から帝都へ ほか)
第2部 勇気と希望の歌(数奇な運命を辿った歌手;異彩を放つ「音楽家」;成長するジャズ歌手;異色の音楽プロデューサー;開花した「南国土佐」 ほか)
著者等紹介
門田隆将[カドタリュウショウ]
1958年、高知県生まれ。中央大学法学部卒。戦争、事件、司法、スポーツ等、幅広いジャンルでノンフィクションを執筆。『この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』で山本七平賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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