出版社内容情報
老漁師サンティアーゴには、もう84日間も釣果がなかった。幼い頃から老人の見習いをしていたマノーリンは、一人前の漁師となったいまも老人を慕い、生活を気づかう。老人はそんなマノーリンをたのもしく思いながら、まだ自身のプライドも捨ててはいなかった。
翌朝、ひとりで漁に出た老人の釣縄に、巨大なカジキがかかる。そこから、老人とカジキの命を賭けた闘いが始まった。不眠不休の極限を超える死闘のなかで、老人は次第にカジキへの畏敬の念と、強い絆を感じるようになっていく。やがて運命の瞬間が訪れ、満身創痍となった老人に、しかし海は、さらなる試練を課すのだった――。
簡潔な文体と研ぎ澄まされた表現で、大いなる自然と自らの人生に対峙する男の姿を力強く描きだす、ヘミングウェイの最高傑作。
内容説明
老漁師サンティアーゴには、84日間も釣果がなく、老人を師と慕うマノーリンは、一人前の漁師となった今も老人のことを気づかっていた。翌朝、ひとりで海に出た老人は、巨大カジキと遭遇し、運命をかけた闘いを挑む。死闘のすえ満身創痍となった老人に、しかし海は、さらなる試練を課すのだった―。老人に寄りそう“相棒”マノーリンを、少年ではなく若者とする新解釈により、未知の魅力を引き出した新訳!ノーベル賞作品を新解釈で味わう!
著者等紹介
ヘミングウェイ[ヘミングウェイ] [Hemingway]
1899年イリノイ州生まれ。高校卒業後新聞記者となり、第一次世界大戦下のイタリアで重傷を負う。復員後、記者をしながら24歳で作家デビュー。『日はまた昇る』『武器よさらば』『誰がために鐘は鳴る』などを発表。1952年『老人と海』を発表し、ピュリッツアー賞とノーベル賞を受賞。1961年猟銃自殺。簡潔で力強いハードボイルドスタイルの文体で、世界に大きな影響を与えた
越前敏弥[エチゼントシヤ]
1961年石川県金沢市生まれ。東京大学文学部国文科卒。学習塾自営、留学予備校講師などを経て、37歳で翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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