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出版社内容情報
ごくフツーの高校生はなお、ヘンT集めが趣味なゆめ、元ホストのちたる、40歳のよしえ…春あかね高校定時制夜間部に通う生徒たちが巻き起こす、サイケでファジーな日常がクセになる!?「ご飯は私を裏切らない」の奇才・heisokuが贈る、ミョーに解像度が高い定時制夜間部青春物語!
1 ~ 1件/全1件
- 評価
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四井志郎の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
37
電子書籍にて読了。様々な事情で夜間学校に通う生徒達。夜のような闇を覗かせながらも、何処かシンクロし、光がある1冊。え、もう終わるんだ感。2024/07/27
まぁみ
21
新聞記事で知った本書。タイトルからして面白そうなので即購入。いい!定時制高校(夜間部)が舞台だなんて新鮮でした。若い子たちが人生を邁進する中、40歳の鉄黒よしえが放つ存在感…素晴らしい!自問自答が特にすき(笑)。魅力溢れる人々と縁や繋がりを楽しめます。めちゃめちゃおすすめです!2023/09/06
Ex libris 毒餃子
14
時代が2000年代くらいなのとよしえさんの独白がリアルだった。EZナビウォークは私も入れていた。作者が夜間学校中退だったのはヤバい。妙なリアリティはそこか。あと、チャオチュールみたいな薬知らんかった。 2023/08/04
緋莢
12
お気に入り登録している方の感想に興味を惹かれて、手に取りました。タイトルにも入っているように定時制夜間部を舞台にした作品。自分が着たいものを毎日着れるのは?という理由で選んだはなお、容姿端麗成績優秀、明るい性格だが お笑い好きが熱すぎて、コンテスト出場のための相方勧誘でひかれるさつき、二人きりでないと話せないつむぎなど、様々な生徒がいます。さらに定時制夜間部ということで 年齢もバラバラ。十代は勿論、四十代の生徒も。『フラワー・オブ・ライフ』や『スキップとローファー』のような (続く2023/11/16
ぷほは
9
夜間学校は識字教育を受けることができなかった成人や、家族を養うため昼間働いていた子どもたちのために始まった。当時からして複雑な人権問題だった。しかし現代でも、たとえばアイドルデビューしたがゆえに漢字も碌に読めないままになってしまった人、教室に馴染めなかった人、病気で通学できなかった人、学校の中の「隠れたカリキュラム」(男女別のトイレ!)に障壁を感じる人、こうした人たちのために、夜の校舎は開かれている。たとえ作者は中退したとしても、その時間は決して無駄ではなかったはずだ。何よりこうして作品に成ったのだから。2023/08/09