出版社内容情報
「黒百合の花が咲くとき、誰かが死ぬ」。不吉な”黒百合伝説”の影に脅かされる少女・安希子。そして彼女はこの呪われた家計の最後の一人だった。怨霊と少女との息づまる闘いを描いた「黒百合の系図」。事故で夫を、病気で娘を失ったリー夫人は、人形を車椅子に乗せセーラと呼び、まるで生きている娘のように接していた。そこにもらわれてきたアナベルが徐々にリー夫人の心を癒していくと……人形の呪いを描いた哀しくもせつない「人形の墓」ほか、揺れ動く少女たちの恐るべき残酷性とロマンを綴る傑作四編を厳選収録。
内容説明
事故で夫を、病気で娘を失ったリー夫人は、人形を車椅子に乗せ、まるで人形が生きているかのように接していた。その夫人の養女となったアナベルが徐々に夫人の心を癒やしていくが…。人形の呪いを描いた哀しくもせつない「人形の墓」ほか、“黒百合の花が咲くとき、誰かが死ぬ”という伝説が、一族の最後の生き残りの少女・安希子を追い詰める民俗学ホラー「黒百合の系図」など、少女たちの恐るべき残酷性とロマンを綴る傑作4編。
著者等紹介
美内すずえ[ミウチスズエ]
大阪府出身。16歳の時、「山の月と子だぬきと」が「別冊マーガレット」で金賞を受賞し、高校生漫画家としてデビュー。以後、「13月の悲劇」「はるかなる風と光」「妖鬼妃伝」等、次々に意欲作を発表し、人気漫画家となる。1976年から連載の「ガラスの仮面」は開始当初より超ベストセラーとなり少女漫画史上、空前のロングセラー作品として、各界から絶大な支持を受け、TVアニメ化、ドラマ化、舞台化された。他、自らの神秘体験を盛り込んだ作品として人気を博した「アマテラス」シリーズ等、幅広い層に愛読者を持つ。主な受賞歴に『妖鬼妃伝』で82年度講談社漫画賞、『ガラスの仮面』で95年度日本漫画家協会賞優秀賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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HANA
里愛乍
黒川立夏
チューリップ
めぐ