角川ホラー文庫<br> 人形の墓―美内すずえ作品集

個数:
電子版価格
¥1,078
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川ホラー文庫
人形の墓―美内すずえ作品集

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月05日 16時02分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041136744
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

「黒百合の花が咲くとき、誰かが死ぬ」。不吉な”黒百合伝説”の影に脅かされる少女・安希子。そして彼女はこの呪われた家計の最後の一人だった。怨霊と少女との息づまる闘いを描いた「黒百合の系図」。事故で夫を、病気で娘を失ったリー夫人は、人形を車椅子に乗せセーラと呼び、まるで生きている娘のように接していた。そこにもらわれてきたアナベルが徐々にリー夫人の心を癒していくと……人形の呪いを描いた哀しくもせつない「人形の墓」ほか、揺れ動く少女たちの恐るべき残酷性とロマンを綴る傑作四編を厳選収録。

内容説明

事故で夫を、病気で娘を失ったリー夫人は、人形を車椅子に乗せ、まるで人形が生きているかのように接していた。その夫人の養女となったアナベルが徐々に夫人の心を癒やしていくが…。人形の呪いを描いた哀しくもせつない「人形の墓」ほか、“黒百合の花が咲くとき、誰かが死ぬ”という伝説が、一族の最後の生き残りの少女・安希子を追い詰める民俗学ホラー「黒百合の系図」など、少女たちの恐るべき残酷性とロマンを綴る傑作4編。

著者等紹介

美内すずえ[ミウチスズエ]
大阪府出身。16歳の時、「山の月と子だぬきと」が「別冊マーガレット」で金賞を受賞し、高校生漫画家としてデビュー。以後、「13月の悲劇」「はるかなる風と光」「妖鬼妃伝」等、次々に意欲作を発表し、人気漫画家となる。1976年から連載の「ガラスの仮面」は開始当初より超ベストセラーとなり少女漫画史上、空前のロングセラー作品として、各界から絶大な支持を受け、TVアニメ化、ドラマ化、舞台化された。他、自らの神秘体験を盛り込んだ作品として人気を博した「アマテラス」シリーズ等、幅広い層に愛読者を持つ。主な受賞歴に『妖鬼妃伝』で82年度講談社漫画賞、『ガラスの仮面』で95年度日本漫画家協会賞優秀賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

69
著者の作品だと『ガラスの仮面』が圧倒的に名高いけど、本書に収められた小品も一読どれも忘れがたい印象を残す。先祖の祟りが我が身に降りかかるという、橘外男の作品を思わせるような冒頭の「黒百合の系図」からその世界に引き込まれてしまう。次いでコメディめいた「泥棒シンデレラ」から、正統派人形怪談「人形の墓」。そしてサスペンスが最高に盛り上がる「孔雀色のカナリア」まで、どれもバラエティに富んだ作品ばかりで巻末まで一気読み。特に気に入ったのは最初と最後の作品で、ミステリめいた読み方も出来て、著者の力量をよく味わえた。2023/06/23

里愛乍

41
美内すずえ先生の漫画は、小学生の時友達と回し読みしていた思い出が。あまりの懐かしさに思わず手に取った。『黒百合の系図』当時は『白い影法師』と並んでめちゃくちゃ怖かったと記憶してるんだけど、今読んでもめちゃくちゃ面白い。『孔雀色のカナリア』はこの歳にて初読。秀逸のサスペンス。自分の子供時代ってほんと読む漫画に恵まれてたんだなぁと改めて思った次第です。2023/08/18

黒川立夏

8
カドブンで発売されたので、懐かしさで購入。4作品収録、全て1970年代に少女雑誌に掲載されたもの。今ではあり得ないだろう「花とゆめ」「ララ」ですら、連載作品の作風が変わっている。読んだことがあったのは「黒百合の系図」だったが内容を忘れていた。他3作品は初読。「孔雀色のカナリア」が面白かった。サスペンス色が強くて、次の展開が気になり夢中で読んだ。2023/06/29

チューリップ

7
「黒百合の系図」「泥棒シンデレラ」「人形の墓」「孔雀色のカナリア」割とがっつりホラーしていて面白かった。黒百合の系図は民俗学要素ありのホラーで何も教えられていない所から自分で調べて何とかしようとしているのが行動力あって凄いなと思った。少女漫画でもあるから恋愛要素もあって、孔雀色のカナリアは切ないなと思った。孔雀色のカナリア、トリックまで結構完璧で亜紀子凄いなと思った。サスペンスドラマのような展開だった。2023/08/21

めぐ

4
本屋のホラー小説の棚にあったもの。角川ホラー文庫からは去年発売されたようだが、中身が50年前の漫画でびっくり。美内すずえというとガラスの仮面しか知らないが、ホラー漫画を描いていたとは…。4編あってどれも面白くて当たり。黒百合の系図は末代まで祟る系の王道ホラー、人形の墓は主人公より人形の方に肩入れしてしまい泣く有様。あの人形に宿っていたのはセーラの魂だったのではないだろうか。孔雀色のカナリアが最後に来たせいか読後感が何ともアンニュイだ。個人的には泥棒シンデレラでライトに締めてくれた方が気楽で有難かったかな。2024/03/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21229951
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品