角川文庫<br> 昨日星を探した言い訳

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角川文庫
昨日星を探した言い訳

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041136577
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「なかなか夜が明けなくて、明日にならなくてつらかった。地球の自転が遅すぎて、どうしてこんなに古臭い時代が続いているのか不満だった」
僕の前に現れた転校生の少女は、自らの理想のため、頑固に、誠実に、戦い続けると決めていた。永遠にわかり合えないと知っていても、一歩ずつ歩み寄ってきたはずなのに。
傷つきながら愛と呼べるものをみつけるまでの少年少女の心情を、研ぎ澄まされた筆致で綴る、青春文学の到達点。

内容説明

「なかなか夜が明けなくて、明日にならなくてつらかった。地球の自転が遅すぎて、どうしてこんなに古臭い時代が続いているのか不満だった」僕の前に現れた転校生の少女は、自らの理想のため、頑固に、誠実に、戦い続けると決めていた。永遠にわかり合えないと知っていても、一歩ずつ歩み寄ってきたはずなのに。傷つきながら愛と呼べるものをみつけるまでの少年少女の心情を、研ぎ澄まされた筆致で綴る、青春文学の到達点。

著者等紹介

河野裕[コウノユタカ]
徳島県生まれ。2009年角川スニーカー文庫より『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』でデビュー。『昨日星を探した言い訳』(本書)で山田風太郎賞候補、『君の名前の横顔』で読者による文学賞受賞。主な著作に大学読書人大賞を受賞した『いなくなれ、群青』からはじまる「階段島」シリーズがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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よっち

36
全寮制中高一貫校・制道院学園に進学した坂口孝文。中等部2年進級の際、映画監督の清寺時生を養父にもつ茅森良子が転入してきて、坂口と運命の出会いを果たす青春小説。生徒会長を目指す真っ直ぐだけれど脇の甘い茅森を、影から支える坂口の密かな共犯関係。二人だけでたくさんの想いを語り合い、揺るぎない信頼と甘酸っぱい関係を積み上げてきたからこそ、思ってもみなかった急展開には驚かされましたけど、どこまでも頑固者で不器用で揺るぎない二人が、意外な転機と巡り合わせの末に迎えた結末には、苦笑いしつつもぐっと来るものがありました。2023/07/22

ピース

33
「階段島」と被るような雰囲気だった。茅森と坂口の関係は真辺と七草の関係に似てるような似てないような‥それでも坂口が茅森に「イルカの唄」の内容について本当のことを言わなかったのは納得できない。それこそが茅森を一番傷付けることになると思うが‥2023/08/28

huraki

13
総理大臣を目指している茅森良子と、そんな彼女に出会った坂口孝文。一人一人がそれぞれ持つ価値観や倫理は、きっと理屈だけではその正しさなんて証明することは出来ないものだから。自分自身の正当性を信じ続けてきた茅森が坂口をはじめ同級生たちと時にぶつかりながら変化していく姿が瑞々しい。相手の立場になって、対等で誠実な遣り取りを通じて得た想いがあれば、きっと世界を変えることが出来る。時を経て止まっていた二人の時間が再び動き出した瞬間に胸を打たれた。トランシーバーが示す最後の比喩がたまらなく好きだ。2023/09/09

冬野

13
初読み作者さん。世界の広がりを提示してくれる不思議な学園青春譚。象徴的なモチーフの使い方が巧みで、すべてのシーンで読み手の感情を揺さぶる文章が続き、エモさに圧倒される。噂に聞いてたけど凄まじい作家さんだ…。この作品の欠点を挙げるとすれば物語に終わりがあることかもしれない。茅森が坂口や周囲の生徒と衝突や失敗を繰り返しつつ、真摯に平等や自由や差別について対話を深める過程をずっと見ていたかった。現実世界のどこかには、この本を読んで語らい共に成長していく少年少女がいるのだろうか。そんなことを考えた。星:4.5/52023/08/24

ソラ

13
読んでる時はどちらも頑固者ゆえに面倒くさいなぁと思うところもあったものの、最後まで読んだら心に残る作品でした。2023/07/23

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