出版社内容情報
Q県警本部捜査第二課の刑事・猿渡朗希は、自他ともに認める県警一の色男で、鏡に映る自分に見惚れている。だが、そんな彼の平穏な刑事生活を脅かす存在が現れた。警察庁からキャリアとして着任した課長の神木彩子──サイコだ。猿渡の高校の同級生だった彼女は、十年前と変わらぬ苛烈さを持っていた。彼女を警戒した刑事部長は、猿渡に監視役を命じるが……。汚職まみれの県警に、サイコが旋風
を巻き起こす、書き下ろし長篇。
内容説明
Q県警本部捜査第二課の刑事・猿渡朗希は、自他ともに認める県警一の色男で、鏡に映る自分に見惚れている。だが、そんな彼の平穏な刑事生活を脅かす存在が現れた。警察庁からキャリアとして着任した課長の神木彩子―サイコだ。猿渡の高校の同級生だった彼女は、10年前と変わらぬ苛烈さを持っていた。彼女を警戒した刑事部長は、猿渡に監視役を命じるが…。汚職まみれの県警に、サイコが旋風を巻き起こす、書き下ろし長篇。
著者等紹介
柏木伸介[カシワギシンスケ]
1969年、愛媛県生まれ。横浜国立大学卒。第15回『このミステリーがすごい!』大賞の優秀賞を受賞し、2017年に『県警外事課クルス機関』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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綾@新潮部
25
とってもイケメンなロミオはQ県の捜査第二課の刑事だ。そこに同級生だったサイコ(彩子)が上司として赴任してくる。Q県っていうのが実にわかりやすい。最初はドタバタコメディ的なものだと思って読んでいたが、内容はどんどん重くなってくる。腐った警察内部の関係だとか、選挙運動に関してもめちゃくちゃ切り込んでいる。ずっとロミオ視点で話が進んでいくので、サイコが全く出てこなくなったりして、あれれ?と思う場面もあった。このあたりではもうサイコに惚れ込んでいた自分……。ロミオの色男ぶりよりもサイコがかっこよかったな。2024/02/22
み
17
何となく読了…。登場人物の皆さんがゲスばかりで楽しめず。ちと残念なり。2024/04/15
海星梨
7
BW。こ ん な 警 察 も の は い や だ。あーでもリアルなんだろなーここまでキャラ化してないだろうけど。汚職、冤罪、政治闘争。主人公がバカで流されてるだけで、そーゆー田舎の汚いところ見せられてるだけつー、ちょい苦痛。2024/05/13
なみキミ
5
選挙や地元企業の関連とか分からないな。地方に行けば似たようなことはあるんだろう。一人のキャリア刑事が描くには規模が大きいな。デコピンの存在が分かりやすいかも。2024/07/25
ぷに丸
5
顔だけが取り柄のロミオが、新しく上司となった高校の同級生のサイコに振り回されている様子が楽しく読めました。どうなるのかとハラハラする展開の連続でしたが飽きずに読めた一冊でした。2024/03/15