出版社内容情報
帝国の属州となったアルヤ王国。民は、伝説の初代国王と同じ蒼い髪を持つソウェイルを心の支えとしていた。だが、彼は崇められる生活に戸惑うばかり。次期王は定まらないまま、勝ち気な弟、フェイフューも支持者を集め始め、王国は揺れていた。混乱する情勢の中、アルヤの翠将軍が大けがを負い、十神剣内に裏切り者がいると明らかになる。忠誠を誓った仲間を害した犯人は誰か? 息もつかせぬ宮廷ファンタジー、注目の第2巻!
内容説明
帝国の属州となったアルヤ王国。民は、伝説の初代国王と同じ蒼い髪を持つソウェイルを心の支えとしていた。だが、彼や崇められる生活に戸惑うばかり。次期王は定まらないまま、勝ち気な弟、フェイフューも支持者を集め始め、王国は揺れていた。混乱する情勢の中、アルヤの翠将軍が大怪我を負い、十神剣内に裏切り者がいると明らかになる。忠誠を誓った仲間を害した犯人は誰か?息もつかせぬ宮廷ファンタジー、注目の第2巻!
著者等紹介
日崎アユム[ヒザキアユム]
2016年、「カクヨム」にて本作を連載開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
次期王が定まらないまま揺れているアルヤ王国。思わぬ事態から混乱する情勢の中、アルヤの翠将軍が大けがを負い、十神剣内に裏切り者がいると明らかになる第二弾。民は心の支えとするものの、崇められる生活に戸惑う持つソウェイル。一方、勝ち気なフェイフュー支持者を集め始める状況で直面する思ってもみなかった事態。ユングヴィとサヴァッシュの応援したくなる関係がいろいろと効いていましたが、最悪の事態を避けるために奔走する中、絶望的状況にサヴァッシュが颯爽と現れる展開には痺れましたね。これからどうなるか今後の展開も楽しみです。2023/05/28
なみ
16
蒼い髪を神聖視されて戸惑うソウェイルは、サヴァシュに鍛えてもらうことに。しかしある日、王国に裏切り者がいることが明らかになり──。 前作では出番の少なかった十神剣たちの活躍だったり、ソウェイルやユングヴィの成長などが描かれていて、今作も大満足でした。 ラームがめちゃくちゃ頼もしかったです。 あとサヴァシュとユングヴィが尊すぎます。ごちそうさまでした。 ユングヴィは、ソウェイルは、そしてアルヤ王国はどうなってしまうのか……。3巻も楽しみです!2023/09/16
シノミヤユウ
8
将軍たちの複雑な胸中にスポットが当たり、頁を捲るほどに面白くなりますね!赤将軍の少女の成長を軸に、停滞と窮地が揺れ動いていくアツさに興奮が止まりませんでした。 何が彼らを支えているのか、将軍達の想いが明らかになる今巻。立場や環境に苦しみながらも大切なものを守り抜こうとする、彼らの勇ましいあり方が痛ましくもカッコよくて…心を揺さぶられます。 両国間の停滞が崩れる息つく暇もない緊迫感。その裏で展開されるのは、将軍たちの切なくも温かな、甘酸っぱさや初々しさすら感じる心の交流。二重のドキドキが止まらない巻でした。2023/07/19
すがはら
7
1つの文化の中の価値観や常識に囚われた姿が他の文化圏の人からはどう見えるか、なんてことにふと気付かされる作品。思いがけず深い内容でした。命の危険にさらされず家族で安定した生活が送れるなら、どこの国に属そうと構わないだろうと思う気持ちも分かる。けど、自分たちの文化や価値観が下に見られる生活が続いたら、きっと辛くなるから、やはり戦うことを選ぶのも理解できる。善だと信じるものがお互いに違うだけなんだけど、たくさんの人が巻き込まれて死ぬのが悲しいです。ワチャワチャした日常が続くと思った矢先の凶行。誰も死なないでー2025/11/01
うめきち
5
将軍達は稽古とかしないのか?飲み会?かなり軽いファンタジー。2024/08/25




