プランタ・サピエンス―知的生命体としての植物

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プランタ・サピエンス―知的生命体としての植物

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  • サイズ A5判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041134658
  • NDC分類 471.3
  • Cコード C0040

出版社内容情報

植物が「下等生物」などではなく、「知的生命体」だと知ったら、あなたの世界の見方は一変するだろう。
植物が驚くほど高い知性を持ち、自分が置かれた状況を把握して、未来を予測し、他の生物とコミュニケーションすら取っていると知ったら――どうだろうか?
気味が悪い? 伐採したり、食べたりするのが可哀想? 人間は彼らとどう付き合うか考え直すべき……?
そうしたすべての反応を引き出し、考えるヒントを提供するのが本書、『プランタ・サピエンス 知的生命体としての植物』だ。

世界で唯一植物の知性を専門に研究する「MINT研究所(ミニマル・インテリジェンス・ラボ)」の代表研究者、科学哲学教授の著者が描き出す植物の知性についての先端研究内容は、ページごとに私たちを驚かせる。植物研究の成果にとどまらず、植物を他の動物やコンピュータ、人間の脳構造などと比較することで、植物のイメージを「声なき背景である下等生物」から「プランタ・サピエンス(賢い植物)」に引き上げていく。

植物は脳を持たず、人間や動物のように動き回ることもできないが、人間とは異なる驚くべき内面世界があることが今、明らかになりつつある。
植物は計画を立て、学習し、仲間を認識し、リスクを評価し、決断を下すことができる。そして本書の導入部分で明らかにされているように、植物を「眠らせる」こともできる。
我々が思うよりもはるかに、植物は活発に、規則正しく、そして「知的に」生きているのだ。

人間が「動物中心主義」の古い考えを脱し、本当の意味で持続可能な社会を実現するために、植物という「知的生命体」を見直し、理解し、協力関係を築くことを大胆に提案した本書は、人類にとって初めての「教養としての植物本」である。

内容説明

私たちの世界の見方を一変させる、“植物の知性”最新研究。「人間の背景に過ぎない」と思っていた植物たちが、驚くほど高い知性を持ち、自分が置かれた状況を把握し、未来を予測し、他の生物とコミュニケーションすら取っているとしたら―人間は、彼らとの関係をいかに見直すべきか?世界で唯一植物の知性を専門とするMINTラボ代表研究者・科学哲学者の著者が描く、持続可能な社会への新提言。

目次

第1部 植物の見方を改める(目に入らない植物;植物の視点を求めて;植物の賢い行動)
第2部 植物の知性を科学する(植物の神経系;植物は思考するのか?;生態学的認知)
第3部 実を結ぶ(植物であるとはどういうことか?;植物の解放;グリーン・ロボット)

著者等紹介

カルボ,パコ[カルボ,パコ] [Calvo,Paco]
科学哲学教授。ムルシア大学(スペイン)のミニマル・インテリジェンス・ラボ(MINTラボ)に在籍。主に、植物に知性がある可能性の探求・実証を研究課題とし、植物神経生物学と生態心理学を組み合わせた実証研究を通じて、植物の知性の生態学的基盤の解明に取り組んでいる。過去10年の間に世界各地で、学者や一般の聴衆を対象に、植物の知性をテーマにした数多くの講演会を開催している

ローレンス,ナタリー[ローレンス,ナタリー] [Lawrence,Natalie]
ライター兼イラストレーター。ケンブリッジ大学で科学史・科学哲学の博士号と修士号、動物学の修士号を取得。“BBC Wildlife”誌や、“Aeon”や“Public Domain Review”などのオンライン雑誌に寄稿しているほか、TEDxの講師を務めたり、BBC放送の『Woman’s Hour』に出演したりした経験もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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小太郎

34
NHKの「植物に学ぶ生存戦略」や「超進化論 植物からのメッセージ」などで取り上げられている植物の知性というテーマに興味があって読みました。読んでみてやはり植物には動物とは全然違っているけれど知性と呼んでいいだけの能力があるんだと驚きました。植物が認知機能を持ち主体としての概念があることを反論や反証を丁寧に拾い上げ(ダーウィンの頃からこういう論争があったのも驚き)きっちりと論証しているのは素晴らしい。人類の知性とはまったく異質の存在植物全般との関わりを今一度考える為の良き指標になる本だと思います。★42023/10/20

mkisono

5
少し前のNHKスペシャルで、植物同士がコミュニケーションしている様子を紹介していたが、この本でも植物の様々な能力が紹介されている。植物に知性や意識はあるのか? そもそも意識とは何かが定まっていないように思うので、結論が出ない議論とは思いますが、植物をもっと尊重すべきかもなと思いました。そのためには認識を根本から改める必要もありそうで、例えば植物は「頭を土に突っ込んだ生物」と考えるアイデアには驚きました。2023/05/09

yooou

4
☆☆☆★★ 植物の持つ能力について我々はまだまだ知らないことがあると思う。しかし意識があるとするのはちょっと無理があるというか定義の問題のようにも思う。2023/09/03

亜済公

2
刺激的な本。だが引かれている植物の研究が指し示すのは人間と動植物との間に明確な線引きがなされないという一点であり、むしろ「知性」という言葉が幻想であることの証明であるように思う。そも、「知性」などという未定義の概念を拡張しようという戦いは、原理的に明確な敵を持つことができない(ゆえに明確な到達点もありえない)意味で不毛ではないのか。2023/09/10

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