角川文庫<br> WALL

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角川文庫
WALL

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041133194
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

202X年のある夏の日、シコタン島(色丹島)の墓地で祈りを捧げていた ロシア人老夫婦が、丘の上から半透明のヴェールが近づいていることに気づく。不思議に思った二人が手をつないだままその壁に触れたとき、彼らの腕は「消去」した――。触れた人間の肉体のみが消去される「ウォール」と名付けられたこの巨大な壁は、1日に20km程度という遅さながら、やがて北海道に上陸、本州も射程に、徐々に西へと、人々を飲み込んでいく。本土上陸から首都圏到達まで1か月ほどしか猶予はない。真実とデマが入り混じりながら拡散され、日本はパニックに包まれていく。「ウォール」が暗示するものは、人類を奈落に突き落とす自然災害や疫病であり、経済格差によって人々を「分断」するものであり、無慈悲な「神の制裁」であり、極めて「平等な存在」である。唐突に出現したこの得体のしれない凶器に、人間は科学と人智をもって対峙しなくてはいけない。善悪を問わず本性をむき出しにする人間たちをあざ笑うかのような「WALL」。果たして結末は――。著者渾身の書き下ろし。一気読みのパニックSFミステリー。

内容説明

202X年のある夏の日。ロシア人男性が不思議な半透明の巨大な壁が近づいてくることに気づき、それに触れたとたん、手が「消去」された―。「ウォール」と名付けられたそれは、やがて北海道に上陸。徐々に本州、西へと人々を飲み込んでいく。真実とデマが拡散され、日本中がパニックに。これは自然災害か神の審判か。人々は科学と人智をもって対峙するが、「ウォール」はそれを無慈悲にも嘲笑う。一気読みのパニックSFミステリー。

著者等紹介

周木律[シュウキリツ]
某国立大学建築学科卒業。2013年に『眼球堂の殺人~The Book~』で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。本格ミステリの系譜を継ぐ書き手として絶賛を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

250
著者の本格ミステリではない作品をはじめて手にとった。ガチガチの理系の人ならではの、説得力があるように感じさせるSF設定は斬新で楽しく読めた。それぞれの境遇でWALLと対峙する各主要人物の役割もハッキリしていて読みごたえがあった。しかし、最初に組織された分科会があまりにも物語の都合で愚鈍な点と、結末の持っていき方が微妙だったことが、どうしても目立ってしまい、評価を下げる。あそこまで書いたならば、人間の知恵でWALLを消滅させて欲しかったし、そうでなければ、匂わせのような描き方をしないで欲しかった。2023/04/29

ま~くん

34
北方四島の色丹島で突然消滅した二人の老夫婦。人智を遥かに凌駕した光の壁「WALL」に触れた人間は瞬時に蒸発していく。人間以外の生き物、物体には何の影響も及ばさないWALLは、時速0.8kmで西進し日本本土に近づいて行く。更に大地震が発生。各地の原発も被害を受け日本は絶体絶命の大ピンチに。官僚組織の縦割りの弊害、科学者のエゴと楽観主義、新聞記者、原発で働く人達の使命感、窮地に陥った人間の醜さ、希望等が同時並行で描かれ、パニック小説好きにはたまらない作品だった。ただ結末に一言。最後に突然○○○はガッカリした。2023/05/20

ろいと

11
★★★☆☆ 堂シリーズの周木律によるSF作品。触れると人体が消失してしまう巨大な半透明の壁"ウォール"が突如発生し、北海道から順に日本を飲み込んでいく……という設定。異なる3人の視点から語られる物語はテンポも良く、ワクワクしながら読み進めた。ウォールが何故人間のみに作用するのか?といった部分も納得感のある説明がされていただけに、終わり方が少々残念。科学的なアプローチで締めてほしかった。2023/05/14

かい

10
人間だけを一瞬で消し去ってしまうWALL これはかなり怖かった。どうやって逃げる??解決できる?と気になって一気読みでした。ただ、WALLが一体なになのかがわかる部分とか、東側に無事に通過できたところとか、筋からすればあーよかった、とは思えるのだけれど、若干軽い感じがしたかなあ。フェイク動画じゃないかなどと言い続ける人達、現実から目をそらして楽観論に固執する人達の存在感はすごいでした。2023/06/18

8
理解できたところもあり、?のところもあり。どうしてこうなった?と思う部分が解明されないまま終わった感じもあるが、軽いSFを読みたい時にはよい。それぞれの立場から責任を全うするため行動しているところに情熱を感じた。2024/06/05

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