営繕かるかや怪異譚〈その4〉

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営繕かるかや怪異譚〈その4〉

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  • サイズ 46判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041132418
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「家に興味がない、ということは、自分を守ってくれる場所に興味がない、必要ない、ということと同義です」
建物にまつわる超自然的な現象を解決するため、営繕屋・尾端は死者に想いを巡らせ、彼らを鎮めるための方法を導き出す。
恐怖と郷愁を精緻に描く、建築怪談シリーズ第4弾!

「忍びよる」
単身者用の集合住宅に住む拓史は、工事現場でスマホを見つける。呼び出しに応じると、雑音に交じり男の声が。以来、耳障りな雑音が聞こえ、人影を見るように。

「迦陵頻伽」
文美は上司から覚えのない嫌がらせを受ける。家では「内神様」が祀られ、亡き祖母と文美だけが暗がりに蹲る黒い「猿」を視ていた。やがて猿は職場にも現れる。

「鉄輪」
仲川はギャラリー用に幽霊屋敷と呼ばれる廃屋を買う。リフォームを依頼された稲葉が、柱に打ち付けられた藁人形を大量に発見すると、仲川は人形を残そうとする。

「いつか眠りを」
築四十年の平屋を買った。将来を諦めた四十歳手前の葉村にとって、終の棲家だった。ある日、葉村は風呂場の中に影を視る。はたしてこの家は事故物件なのか。

「夜明けの晩に」
都会で精神を病み、地元に戻った高典は、毎晩のように見る悪夢で疲弊していた。夢に現れる灰色の男に見覚えがあった高典が、正体を突き止めると……。

「風来たりて」
昨年完成した建売住宅に越した梓紗は近所付き合いに馴染めず、読経のような異音に悩まされる。古い住人によると、住宅地はかつて刑場だったというが。


【目次】

忍びよる
迦陵頻伽
鉄輪
いつか眠りを
夜明けの晩に
風来たりて

内容説明

単身者用の集合住宅に住む拓史は、工事現場でスマホを見つける。呼び出しに応じると、雑音に交じって男の声が。以来、耳障りな雑音が聞こえ、人影を見るようになり。(「忍びよる」)。文美は上司から覚えのない嫌がらせを受ける。家では「内神様」が祀られ、亡き祖母と文美だけに、暗がりに蹲る黒い「猿」が視えていた。やがて猿は職場にも現れ。(「迦陵頻伽」)。仲川はギャラリー用に幽霊屋敷と呼ばれる廃屋を買う。リフォームを依頼された稲葉は、柱に打ち付けられた藁人形を大量に発見する。仲川は藁人形を残そうとするが。(「鉄輪」)。恐怖と感動の建築エンターテインメント!

著者等紹介

小野不由美[オノフユミ]
12月24日、大分県中津市生まれ。京都大学推理小説研究会に所属し、小説の作法を学ぶ。1988年作家デビュー。13年『残穢』が第26回山本周五郎賞、20年「十二国記」シリーズが第5回吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

232
小野 不由美は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。3年前に読んだ第三弾に続く、久しぶりの『その肆』を読みました。第肆(屍)巻だけに、怖さマシマシかも知れません。オススメは、「忍びよる」&「風来たりて」です。 https://kadobun.jp/special/ono-fuyumi/karukaya/ 2025/07/28

ちょろこ

124
営繕シリーズ4の一冊。六話の短編集で一話は既読。今巻は怖さがパワーアップした感じ。安心、守りの象徴である家が一転、恐怖に変わったら…一話目の一番身近なスマホがもたらす怪異なんかごめん被りたい絶望的恐怖だ。容赦なく迫る数々の怪異になす術もなく途方に暮れる時、そこに現れる尾端さんはまるでお釈迦さまの蜘蛛の糸のよう。自分まで思わずすがりつきたくなった。穏やかに導いてくれる尾端さんの言葉。提案はすれど、その先は相手に委ねる。それを一番感じたお風呂の「いつか眠りを」が印象的。優しいな。でも自分には無理。怖くて無理。2025/07/25

まちゃ

108
「営繕かるかや 怪異譚」シリーズ初読み。熱い夏の日にゾワゾワ感で体感温度がスーッと下がりました。面白かった。霊的パワーではなく、どちらかというと先人の知恵で怪異を抑え込む展開、先に希望のある結末が良かった。【収録作】「忍びよる」「迦陵頻伽」「鉄輪」「いつか眠りを」「夜明けの晩に」「風来たりて」2025/08/17

buchipanda3

101
「人の世界は怖い、その恐ろしい密林から自分を守ってくれるのが家だ」。古い城下町の家々に纏わる怪異譚集の四冊目。ホラーは苦手だがこのシリーズは読み続けている。それは尾端のキャラの魅力とただ怖いだけでなく何か余白のある余韻を残すからか。面妖なものは、ふとした切っ掛けで入り込んでくる。気の緩み、環境の変化、ストレスから普段は見えなかったものが。そこには悪意があれば願念もある。もとを正せば人の行為。そして己も人。それを心に留めつつ居住まいを整える。それが自分の助けになる。相変わらず謎な尾端にそう言われた気がした。2025/08/12

itica

82
シリーズ4。怪談が苦手な私でもこのシリーズは割と平気で好きなのだが、今回は今までで一番怖かったと思う。一話一話は短いのだが、得体のしれない何かが迫ってくる感じにゾッとした。古い家はもちろんのこと、新築の家やスマホが災いの元になるなんて自分だったらパニックに陥りそう。現実にありそうなところが本当に怖い。六話ともすべて解決する?したよね?と無理やり納得してみたけれど。 2025/07/07

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