君の教室が永遠の眠りにつくまで

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君の教室が永遠の眠りにつくまで

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  • サイズ 46判/ページ数 328p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041131176
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大嫌い、大好き。――だからお願い、地獄に落ちて。
二人の少女をめぐる、運命と戦慄の「百合」×「ホラー」

30年以上、正体不明の灰色の雲に頭上を覆われている北海道F町。この町に暮らす小学六年生の遠野葵は、同級生の落合紫子が無二の親友であり、また友情を超えた感情をも抱きながら幼い日々を幸福に暮らしていた。しかし、葵が犯した過ちがきっかけで、研究者をしている紫子の父のスキャンダルが暴かれる。紫子は町中からバッシングされ、学校でも激しいいじめに遭ってしまう。葵は謝罪すらできないまま、紫子は転校して町を去る。同じ頃、町では住人が相次ぎ失踪する事件が起き、新しい担任の狭間百合が学校にやってくる。百合は葵に「私はあなたの秘密も過ちも知っている。そして私だけがあなたを助けることができる」と告げる。その言葉に従い、葵は恐ろしい儀式に手を染める。やがてついに、葵たちは運命の日を迎えることになるのだが……。スクール・ホラー、クローズド・タウン、そして儚い百合ロマン。ミステリとホラー、それぞれの読者を驚愕させる、規格外の横溝正史ミステリ&ホラー大賞「優秀賞」受賞作

内容説明

三十年以上、正体不明の灰色の雲に覆われている―不思子町。この町に暮らす小学六年生の遠野葵は、無二の親友であり、またそれ以上の存在とも感じている同級生の落合紫子と、幼い日々を幸せに暮らしていた。しかし、研究者である父の醜聞が突然暴かれたことをきっかけに、紫子は狭い町中からバッシングを受けるようになり、学校では激しいいじめに遭ってしまう。やがて、彼女は転校して葵の前から姿を消してしまった。同じ頃、不思子町では住人が相次いで失踪する不可解な事件が起きる―。紫子と入れ替わるようにやってきた新しいクラス担任の狭間百合は、不安を抱える生徒たちを慰撫するように振る舞う。ただ、葵だけがどこか違和感を抱いていた…。そして、ある日の道徳の時間、百合はクラス全員にこう告げる。「このクラスで生きていてはいけない人間がいます」二人の少女をめぐる運命の「百合」驚愕の「ミステリ」戦慄の「ホラー」。第42回横溝正史ミステリ&ホラー大賞“優秀賞”受賞作。

著者等紹介

鵺野莉紗[ヌエノリサ]
1991年生まれ。静岡県浜松市出身。2022年、「狭間の世界」で第42回横溝正史ミステリ&ホラー大賞“優秀賞”を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪紫

77
正義の反対は別の正義とは良く言うが、ここにあるのは子供ならではの悪意じゃない。正義と思い込んだままの悪意が塗れていて凄い閉塞感にかられるものの、そこに潜んでたのは負の感情とトラウマに縛られたまま歳重ねただけの子供の執着。トラウマを糧にした成長、そして憎まれてることはその分想ってくれるということであり、それを体現したこれはかなりのイヤミスと言うしかない。選評にあるように第1部が良かった分、それ以降(閉塞感が増えてきたのもあって)少しトーンダウンしたけど愛憎百合として見るなら・・・ええ、めっちゃ刺さってます。2023/01/03

寂しがり屋の狼さん

61
『このクラスで生きていてはいけない人間がいます』二人の少女をめぐる運命の【百合】、驚愕の【ミステリー】、戦慄の【ホラー】📖中盤からの驚きの展開に一気に引き込まれました(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)2023/04/02

ひらちゃん

54
ミステリ&ホラー。第一部で漂う世界感は不穏で街を覆う厚い雲のよう。第二部でがらっと変わる未来は唐突でやや拍子抜け。というのも近未来と技術と過去が、夢によって曖昧な描き方だったからだろうか。百合まではいかないかな。もうちょっと練られていたら楽しめたかも。2023/03/07

にいたけ

45
儚げなモノトーンぽい表紙が気になり手にとる。横溝正史ミステリ&ホラー優秀賞だった。次々と人が消えていく北海道の町。友人との関係を修復するために先生と立てた計画。謎めいた新担任、徐々にまとわりつく不穏な空気、追い詰められていく圧迫感。しかし、物語は安易な想像の遥かに上にあった。個人的には「リング3部作」のような展開。ミステリとしては犯人は朧気にわかるしホラーとしては飛びすぎてる「え!」という感覚味わいたければ超おすすめします。賛否あるけど😅2023/04/21

tenori

42
ホラーでミステリーSF。青春ものと社会風刺と若干の百合要素。色々と詰め込みすぎた嫌いが。虐めをテーマにした作品は数多くある中で、成長した大人が過去に受けた虐めの復讐を相手の子供に向ける異常性には愕然とするものがあった。子供は無垢さゆえ加減なく無遠慮に何か(誰か)を傷つける。その残虐性を大人の仮面の下に潜ませたままの者はいるだろう。描きたかったのは「子供と大人の境界線」か。辻褄が微妙な展開もあり全体的に散漫な印象になってしまった。デビュー作ということで、今後に期待。2024/01/25

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