出版社内容情報
幕末の動乱のなか、志士たちは続々京へ。最強を求めて修行を続ける山本大河はついにみずからの道場を立ち上げる。剣に生きる男の半生を描いた剣豪シリーズ、堂々完結!
内容説明
清河八郎を筆頭に、刃を交えた剣士たちが続々と京都へ向かう中、江戸に残り修行を続ける山本大河は、後進を育てるべく自らの道場を開いた。だが、倒幕運動が激化し、坂本龍馬ら多くの志士たちが斃れ、大河が目をかけていた門弟たちも佐幕派と倒幕派に分かれ戦い合う。なぜ、武士同士が戦わなければならないのか。怒りが沸点に達した大河は、彰義隊の立て籠もる上野の山に向かう。著者渾身の剣豪シリーズ、完結!
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年、熊本県生まれ。脚本家などを経て、94年に作家デビュー。近年は時代小説に力を注いでいる。「隠密船頭」シリーズと「浪人奉行」シリーズで第9回日本歴史時代作家協会賞の文庫書き下ろしシリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
16
2023年7月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ7作目。完結しました。最後まで剣術馬鹿を貫いた大河は立派です。ずーっと淡々とした筋運びでしたが、ラストも淡々としたもので、納得の大団円です。が、少し物足りなさが残ります。2023/08/27
蕭白
7
悪くないシリーズでした。2024/05/21
かずぺん
5
自分が信じた生き方を貫くことは素晴らしい事です。時代遅れの頑固者と呼ばれることが多いですが。時代と共に社会の課題は変わりますが、人の心は変わらないでもらいたいです。2023/09/29
犀門
2
No.068★★★★☆相変わらずひたすら剣の道を突き進む大河クン。しかし世の中は倒幕運動の流れでワサワサ。何故に同じ国民同士で争うのだ?。モヤモヤする気持ちのまま、遂に動き出す!。そして……結末を見ないまま完結。残念。2023/09/28
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