角川文庫<br> 贄の花嫁―黒い夢と願いの子

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角川文庫
贄の花嫁―黒い夢と願いの子

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  • サイズ 文庫判/ページ数 245p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041130193
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

新婚旅行以降、宵江との子どもを授かることを心待ちにしている智世。しかし、屋敷で「半妖の子どもが迫害されて苦しむ」という筋書きの芝居のビラを見てから、化け物を産み落とす悪夢を見るようになり――。

内容説明

新婚旅行のあと、智世は幸せな気持ちで、宵江との子を授かることを心待ちにしていた。しかしある日、屋敷で「半妖の子が迫害されて苦しむ」という筋書きの芝居のチラシを目にし、それ以来、智世は悪夢を見るようになる。妻の身を案じる宵江は、敵の正体に迫るが、不思議な術により異世界へ攫われてしまう。そこで「智世を救いたければ、彼女の記憶を差し出せ」と取引を持ち掛けられ―。異類婚姻ラブストーリー、波瀾の第3弾!

著者等紹介

沙川りさ[スナカワリサ]
東京都杉並区生まれ。2019年、第5回角川文庫キャラクター小説大賞“優秀賞”を受賞し、同作を加筆・改題した『鬼恋綺譚 流浪の鬼と宿命の姫』でデビュー。脚本家としても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

42
2巻目が新婚旅行で甘々やったのが今回は、どなたもこなたも疑心暗鬼というか昔の思いに翻弄されてはりました。女ですもの子供を産むとなったら色々考えます。私に似てアホやったらどないしょうとか、爺さんに似てチビやったらとか。ましてや智世さんは狼さんとの子を生すんですもの、悩みも深かったやろと。それを狙ったかのような道満の神凪の仕打ち。いくら清明さんを悪役にしたてようとも、それは違いますぇ。さぁ智世さん出産された処で終わりました。なんとしても続きが読みたい。目の前に飴をちらつかせて「ほなな」と去られてしまったみたい2023/11/22

starly

8
異類婚姻ラブストーリー、波瀾の第3弾。 前回の新婚旅行ではあんなに前向きであり自信があり幸せだったのに今回は反比例したかのように不安や心配といった心情持ちとなった智世。夫である宵江との子を授かったらどんな姿で産まれてくるのかという不安。その負の感情につけ込む新たな敵。仲間に助けられながらも再び自信を持てるようになった彼女。これから先も多くの試練があるかと思うが、周囲に手助けしてくれる仲間もいるので家族一団となって成長していくだろう。2023/10/22

Misa

5
3作目。前2作よりもスピード感があり、テンポがよかったように思う。智世は妖の家に嫁いだ事で不安もあるけれど、一作一作確実にパワーアップしている。沙川先生の描くヒロインは可愛らしいけど芯が強くてしっかりしている。今回立ちはだかった壁は大きかったけれど、玄永家の仲間と共に乗越えて、宵江とのシーンは少なかったが、一層絆が深まった。登場人物の過去も明らかになってきて、まだまだ続きそう。2023/02/03

あずとも

5
シリーズ3作目。不穏な感じの始まりでどんな展開になるのかと思ったら奇妙な術により夢の世界に囚われてしまった主要メンバーがそれぞれの過去や直面したくない未来と対峙する。辛い話もあったけれど最後には幸せな瞬間が。まだ続くよね?2022/12/25

よっしー

4
自分だけかもだけど、展開にちょっと唐突感と置いてけぼり感があって残念。サブキャラの話もいいんだけど、やっぱり主役二人の絡みが欲しいな。綱丸は可愛かったし、赤ちゃんであるが故の大人顔負けの活躍も良かったわ。2023/11/14

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