角川文庫<br> アンドクター―聖海病院患者相談室

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角川文庫
アンドクター―聖海病院患者相談室

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041129227
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

聖海病院で研修医として働く綾瀬凪沙は、患者に寄り添う医者になるという理想と現実とのギャップに戸惑っていた。
ある日の当直中に採血した患者の左腕に痺れが残り、凪沙は患者の恋人から医療ミスだと責め立てられてしまう。
助っ人として現れた患者相談室の事務員・神宮寺の手腕により、激昂する患者たちは宥められたものの、
彼は凪沙に対して「お医者さまの対応のせいで裏方が苦労する」と辛辣で……。
新米医師×医者嫌いの非医師の成長を描く感動の医療ドラマ!

内容説明

聖海病院で研修医として働く綾瀬凪沙は、患者に寄り添う医者になるという理想と現実のギャップに戸惑っていた。当直中に採血した患者の左腕に痺れが残り、凪沙は患者の恋人から医療ミスだと責め立てられる。助っ人として現れた患者相談室の神宮寺の手腕で激昂する患者たちは宥められたものの、彼は凪沙に対して「お医者さまの対応で裏方が苦労する」と辛辣で…。新米医師×医者嫌いの非医師の成長を描く感動の医療ドラマ!

著者等紹介

藤ノ木優[フジノキユウ]
産婦人科医・医学博士。Ameba公式トップブロガー。第2回日本おいしい小説大賞に投稿した「まぎわのごはん」を加筆修正し、小説家としてデビュー。医学実用書の執筆も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっしー

28
医療に携わる人間ではないけれど、病院に持ち込まれたクレームを対処する人達にスポットを当てたお話。医師として…ではなく、患者の気持ちに寄り添い、クレームの本質を見抜き、解決へと導く仕事というのは凄いですが、大変でもありますね。ただ、口でいうのは簡単ですが、それを実現させるのはかなり難しい物だなと感じました。理想と現実、どう擦り合わせていくべきなのやら…。2023/12/15

しぇん

19
KindleUnlimitedで。患者と寄り添うという理想と現実に苦しむ研修医とクレーマーとか問題に対応するスペシャリストとの出会いからの物語。医者の訴訟リスクに怯えるのもわかりますが、受診される方の立場だと不満覚える事もあるので実際難しいんだろうなと。医療のプロと人に対応する技術まで求められるのは確かに無茶振りなんだろうなとも2024/01/06

マダムぷるる

13
面白かった。会話文が多い短文のため読みやすく、リズミカルにどんどん読み進められ引き込まれた。真面目な研修医と患者相談室のカタブツとのやり取りで学ぶこともあった。あらためて大人の交渉(言い合い?口げんか?)のセオリーも学んだ。病院がチームとなって患者と向き合っていることもまた気付かされた。作者は現役の産婦人科医。医者で作家という方は何人かいるけど、素直にすごーいと感心してしまう。2023/06/13

荒川叶

11
凪沙の今後はどうなるんだろうか。 患者と共存するよう存在になってほしいと思うとともに関口先生の理想と現実の解離を考えさせされる。2023/01/31

こばゆみ

10
お医者さまと患者さんとの間に入り、トラブルの解決に努める患者相談室の職員と、研修医・凪沙の物語。患者相談室の存在自体を知らなかったので、新鮮で面白かった(^^) ただ「現実はそんなに上手くいかないでしょ…」と思いたくなる展開であるような気はします(^_^;)2023/03/06

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