出版社内容情報
東京湾浦賀航路上で、大型商船2隻が続けて爆発・炎上した。当初、事故かと思われた事案は、海中に仕掛けられた機雷による爆発と判明し、日本はかつてないテロの恐怖に晒される。どこの国が、いったい何者が、機雷を仕掛けたのか。さらに東京湾上空を哨戒していた、『P―1』対潜哨戒機が地上から撃墜され、日本は、空と海の動きを封じられる。かつてない危機に、株価は暴落し、経済は壊滅的ダメージを受ける。掃海母艦『うらが』に乗艦した、海上自衛隊掃海隊群司令の岡本は、湾岸戦争の死地を経験した機雷処理のスペシャリスト・奥寺一佐を現場へ送り込むことを決意する──。
内容説明
東京湾浦賀水道航路上で、大型商船2隻が続けて爆発・炎上した。海上保安部は非常事態を宣言し、東京湾を封鎖。だが、潜水艦捜索のために現地に向かった対潜哨戒機が撃墜されてしまう。商船の爆発は、海中に仕掛けられた機雷と判明し、日本はテロの恐怖に晒される。かつてない危機に、海上自衛隊掃海隊群司令の岡本は、湾岸戦争の死地を経験した機雷処理のスペシャリスト・奥寺1佐を現場へ送り込むことを決意する―。
著者等紹介
池上司[イケガミツカサ]
1959年東京都生まれ。明治大学文学部仏文科を卒業後、広告制作会社ならびに広告代理店でコピーライターとして勤務。その後作家秘書を経て独立し、1996年『雷撃深度一九・五』でデビュー。2020年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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A
22
面白かった。テロリストまがいの過激な環境保護団体により東京湾に仕掛けられた数々の機雷。さらに膨大な金額を要求され、日本経済の停滞を見込んで空売りを仕掛けてくるヘッジファンド。場面が次々に変わり緊迫感は有るが名前も部隊も覚えられなかった。2025/09/04
マルハ
0
★★★★/52023/05/30
くましろう
0
アニメ映画みたいで面白かったものの、場面の転換が早く、展開が読みやすいところが残念に感じます。情報量と登場人物が多い反面、それらを活かしきれていないと感じる場面がありました。機雷戦というテーマはよかったと思います。2023/02/16