出版社内容情報
「君に預けておく。これを金田一耕助という人に渡してくれ……」そう言って難破船の遭難者が死ぬ前に言付けた黒い箱。邦雄少年が中を開けて見ると、それは燦然と輝く黄金の燭台だった。思わず息をのみ慌ててしまおうとした時、彼は妙なことに気がついた。燭台の火皿に指紋が一つ焼きつけられていたのだ。邦雄は知らなかったが、これこそ一人の少女の運命を握る大切な証拠の品だったのである……。巧みな変装術と鮮やかな推理で事件の核心に迫る金田一耕助の活躍!
内容説明
「君に預けておく。これを金田一耕助という人に渡してくれ…」夜の海で難破したあげく、謎の男にピストルでうたれた遭難者が邦雄少年に託した黒い箱。中を見ると、そこには燦然と輝く黄金の燭台が入っていた。殺人現場に遭遇して怯えていた邦雄は、新幹線の中で出会った美女に、燭台が入ったバッグを盗まれてしまった!事件解決のために奮闘する邦雄少年と、巧みな変装術で鮮やかな推理をみせる金田一耕助の冒険劇!
著者等紹介
横溝正史[ヨコミゾセイシ]
1902年、神戸市に生まれる。旧制大阪薬専卒。26年、博文館に入社。「新青年」「探偵小説」の編集長を歴任し32年に退社後、文筆活動に入る。信州での療養、岡山での疎開生活を経て、戦後は探偵小説雑誌「宝石」に、『本陣殺人事件』(第1回探偵作家クラブ賞長編賞)、『獄門島』『悪魔の手毬唄』などの名作を次々と発表。76年、映画「犬神家の一族」で爆発的横溝ブームが到来。今もなお多くの読者の支持を得ている。81年、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アッシュ姉
寒っ!!
agtk
marty@もぶおん学
T.あまみや
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