角川文庫<br> 黄金の指紋 (改版)

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角川文庫
黄金の指紋 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 225p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041128176
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「君に預けておく。これを金田一耕助という人に渡してくれ……」そう言って難破船の遭難者が死ぬ前に言付けた黒い箱。邦雄少年が中を開けて見ると、それは燦然と輝く黄金の燭台だった。思わず息をのみ慌ててしまおうとした時、彼は妙なことに気がついた。燭台の火皿に指紋が一つ焼きつけられていたのだ。邦雄は知らなかったが、これこそ一人の少女の運命を握る大切な証拠の品だったのである……。巧みな変装術と鮮やかな推理で事件の核心に迫る金田一耕助の活躍!

内容説明

「君に預けておく。これを金田一耕助という人に渡してくれ…」夜の海で難破したあげく、謎の男にピストルでうたれた遭難者が邦雄少年に託した黒い箱。中を見ると、そこには燦然と輝く黄金の燭台が入っていた。殺人現場に遭遇して怯えていた邦雄は、新幹線の中で出会った美女に、燭台が入ったバッグを盗まれてしまった!事件解決のために奮闘する邦雄少年と、巧みな変装術で鮮やかな推理をみせる金田一耕助の冒険劇!

著者等紹介

横溝正史[ヨコミゾセイシ]
1902年、神戸市に生まれる。旧制大阪薬専卒。26年、博文館に入社。「新青年」「探偵小説」の編集長を歴任し32年に退社後、文筆活動に入る。信州での療養、岡山での疎開生活を経て、戦後は探偵小説雑誌「宝石」に、『本陣殺人事件』(第1回探偵作家クラブ賞長編賞)、『獄門島』『悪魔の手毬唄』などの名作を次々と発表。76年、映画「犬神家の一族」で爆発的横溝ブームが到来。今もなお多くの読者の支持を得ている。81年、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アッシュ姉

66
思い出せないほど久しぶりに手にした横溝正史作品。何か雰囲気が違うし、子供も楽しめそうと思ったらジュナイブルだった。とはいえ、謎解きは私には分からず、最後まで楽しめた。2023/10/18

寒っ!!

10
アグレッシブな金田一には違和感しかないが、別の次元の話と考えて楽しめばいいかな。2023/08/13

agtk

10
横溝正史のジュブナイル。金田一耕助シリーズの一篇。普段とは違って、スリル満点、大立ち回りありの大活劇というところか。初版が昭和53年ということなので、初めて読んだのは中学のとき。今読むと、面白いというよりは懐かしいという感じ。金田一物だけではなく三津木俊助、御子柴少年が主人公のものも好きだったなぁ。帯に「続々復刊」とあったので楽しみ。2022/08/05

marty@もぶおん学

8
ある少女の指紋が刻印された黄金の燭台を巡り展開される冒険活劇。ジュブナイルものとあってアクティブな金田一耕助が活躍する。またしても怪獣男爵が登場するが、別の悪党グループも暗躍していたり(しょうきひげの男は正体バレバレであるが)、黄金の燭台には二重の意味が込められていたりする点に、ストーリー上の工夫が凝らされている。初出は昭和26年6月だが、主人公格の少年が岡山駅から新幹線ひかり(昭和39年10月開通、さらに岡山まで延伸されたのは昭和47年3月の由)に乗る描写があるので、本作も後年に改稿されたようである。2024/03/17

T.あまみや

6
横溝正史のジュブナイルシリーズ。金田一耕助や等々力警部も登場します。犬神家の一族や本陣殺人事件など有名作品とはまた違った作品です。金田一先生、変装するし、ピストルかまえちゃうし。所謂冒険活劇です。2022/12/10

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