出版社内容情報
一年前の火災事故で親友を失った天田耕平は、恋人と共に慰霊祭へと向かう途中にバスが事故を起こし、山道で立ち往生してしまう。
雨風をしのぐため他の乗客らと共に近くの廃墟へと避難するが、そこはかつてある宗教団体の信者が集団死したといういわくつきの建物だった。
その夜、乗客たちが次々に殺害される事件が発生。建物からの脱出を試みた耕平は、恐ろしい姿をした怪物に遭遇し意識を失う。
目を覚ました時、耕平は事故を起こしたはずのバスに乗っていた。その後、まったく同じ流れで繰り返される殺人事件を体験し、耕平は自分がこの夜を『繰り返している』ことに気づく。
「俺は、タイムループに陥ってしまったのか……」
何度『繰り返し』を経験しても誰も救えず、『繰り返し』からの脱出もできない耕平の前に現れたのは、怪異譚蒐集のため、この地を訪れたホラー作家、那々木悠志郎であった。
内容説明
火災事故で親友を失った天田耕平は、恋人と共に慰霊祭へ向かう途中、バス事故で立ち往生してしまう。乗客らと辿り着いた廃墟は、カルト宗教の施設だった―。夜の更けたころ、乗客たちが次々殺害される事件が発生。建物から脱出を試みた耕平は、恐ろしい姿の怪物に遭遇し意識を失う。目を覚ますと、再びバスに乗っていた。絶望する彼の前に現れたのは、ホラー作家・那々木だった。驚愕ラストに震撼する、ループホラーミステリー。
著者等紹介
阿泉来堂[アズミライドウ]
『ナキメサマ』(受賞時タイトル「くじりなきめ」)で第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞“読者賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょろこ
HANA
ポチ
あっちゃん
坂城 弥生