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出版社内容情報
両想いを確認し合った後藤と吉田。2人の前に大学生になった沙優が現れた。
ようやく結ばれる寸前の後藤への想いが日増しに強くなるのと同時に、吉田は以前より大人びた沙優にどこか欠けたピースが埋まるような安心感もおぼえてしまって……。
そんなタイミングで後藤が仙台支部へと転勤することに。
「私はすべての選択肢の中から、私を選んでほしいだけ」
「吉田君は……誰と一緒に、変わっていきたい?」
何年も片想いし続けた憧れの上司と、家族のように慈しんだ大切な女の子。
2人の想いと自分の気持ちに向き合った吉田が選ぶ運命の行先は――。
内容説明
両想いを確認し合った後藤と吉田。2人の前に大学生になった沙優が現れた。ようやく結ばれる寸前の後藤への想いが日増しに強くなるのと同時に、吉田は以前より大人びた沙優にどこか欠けたピースが埋まるような安心感もおぼえてしまって…。そんなタイミングで後藤が仙台支部へと転勤することに。「私はすべての選択肢の中から、私を選んでほしいだけ」「吉田君は…誰と一緒に、変わっていきたい?」何年も片想いし続けた憧れの上司と、家族のように慈しんだ大切な女の子。2人の想いと自分の気持ちに向き合った吉田が選ぶ運命の行先は―。ひげひろシリーズ、ここに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海月
76
正統派と言えば正統派だしそうきたかーと言えばそう感じる。なんだかラノベっぽくないというか自分的にはいい終わり方だと思うけど賛否両論な終わり方かな。もう少し内容としても伸ばせたのではないかと思う。ただただアフターストーリーを作ってくれた作者と出版会社には感謝しかない。それ程に思い入れのある作品が終わったかという印象。しばらくしたら一からまた読み直したい。2023/10/18
ツン
75
最初は紗柚ちゃんと、この巻では後藤さんと、結ばれてほしいと思いながら読んでいました。最後まで読んで、結末はこれでよいと思うけど、後藤さんの消極性はひどい(笑)あと、あずみちゃんもそうじゃないかなと思ってました。2023/09/08
D
40
逃げ続けてきた吉田と後藤の終着点。ああ、そうだよなと思いつつ、運命の残酷さもあって、感情がぐちゃぐちゃになった。本当に面白かった。ついに、オーディブルでシリーズ完走!2025/06/02
よっち
40
両想いを確認し合い、遅まきながら少しずつ距離を縮めていた後藤と吉田。そんな2人の前に大学生になった沙優が現れ、後藤の仙台支部転勤が決まるサイドストーリー下巻。ようやく結ばれる寸前まで来て、吉田の中で日増しに強くなる後藤への想い。それなのに沙優と向き合った上で答えを出して欲しいと告げる後藤。後藤派の自分でも正直いろいろと突っ込まずにはいられない彼女の言動はありましたけど、吉田のこれまでの言動や一途な性格を考えれば必然に思える結末で、吉田に関わったヒロインそれぞれの心情もしっかりと描かれていて良かったですね。2023/09/01
佐治駿河
31
本当の完結巻。吉田も後藤もめんどくさい大人ですね。ただしそんな吉田に対して強く進言してくれる橋本の様な友人は貴重な存在でしたね。こんなに拗らせた考え方の大人に成長していると本当にこの2人は仕事が出来る人物であったのかな疑問が残ります。特定の人物にしか関わらない内勤の技術職ならともかく多くの部下や対外的な業務をする場合にはこの様な思考の人物達が滞りなく業務遂行ができたのか疑問でした。まあ、落ち着くところに落ち着いた展開でしたので特段驚く事はありませんでした。2025/08/24