出版社内容情報
朝比奈 夕菜[アサヒナ ユウナ]
著・文・その他
内容説明
京都で新人医師として働く幸成は、不可解な症状の患者に出会う。なんと彼は「呪われて」いるらしい。弱り切った幸成に、ある患者が言った。「八瀬の山奥に、魔女がいはるんよ」。幸成は藁にもすがる思いでそこを訪ねることに。リサという名の魔女は、黒髪で着物姿、青い目をした美しい人。しかし患者を見るなり「呪いを解くには300万」と言い出して…。魔女と陰陽師のいる京都で紡がれる、ほっこり不思議な謎とき物語!
著者等紹介
朝比奈夕菜[アサヒナユウナ]
香川県出身。『結婚独身貴族』で魔法のiらんど大賞2020小説大賞“キャラクター小説 特別賞”を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
46
京にはイケズなお家柄の人も陰陽師もいてもおかしくない。八瀬は比叡山の麓、風光明媚な処で異国の魔女が住まうこともおかしくない。近未来とも言いましょうか、ちょっとだけ異世界を匂わせてくれました。しかし・・・この魔女さんボッタくりちゃいますか。将来・・老後を見据えての貯金かな😅。それなりに面白かったですが、来年の今頃も覚えていられるかと言われたら・・ムリかも😅。2024/04/08
よっち
43
陰陽師が再び国家資格となり医療の現場に進出した世界。京都で新人医師として働く花満幸成が、患者の呪いを解くために紹介された魔女リサの下を訪れる現代魔女ミステリ。呪われているらしい不可解な症状の患者に高額な金額をふっかける青い目をした黒髪で着物姿の美しい魔女リサ。そんな彼女に巻き込まれる形で花満が仕事を手伝うようになったり、アリスがリサの弟子となる中で、ワルプルギスに一緒に参加したり、鬼退治協力や陰陽師の子どもたちの誘拐事件に関わったりする中で、全てが繋がる最後の事件は何とも切なかったですがシリーズ化に期待。2022/10/26
はな
31
陰陽師が国家資格としてあらゆる場面で日常にある世界。陰陽師だけではなく魔女・魔法使いもいる世界というファンタジーな世界観。医療の場面でも呪いや魔術を見極めて専門家に依頼するという世界で奮闘する医師と腕利きの魔女が解決していくのは、今までになかったと思うので面白かった。続編があるならば魔女としての活躍がもう少し見れたらいいなと思う。2022/11/21
MATSU
25
作家さん買い。以前読んだ結婚独身貴族が面白かったので。魔女に陰陽師設定も良かったんですが、時間かけすぎてしまいちょっと頭に入ってこなかった所もありました。花満先生善い人過ぎ(笑)2025/02/18
よっしー
25
タイトルと素敵なイラストにひかれて手に取りました。魔女と陰陽道が当たり前のように存在し、寧ろその存在が無かったら救えない人もいるという不思議な世界観でのお話でした。設定としては面白かったのですが…中々話が頭に入ってこず、読み進めるのに苦心した1冊となりました。う〜ん、なんでだろう…。2024/11/11