角川ホラー文庫<br> 岡山女 (新装版)

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角川ホラー文庫
岡山女 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041126783
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

妾として囲われていたタミエは、ある日旦那に日本刀で切り付けられ左目と美しい容貌を失った。
代償に彼女が手にしたのは、
この世ならざる魑魅魍魎と死霊の影を捉える霊能力だった。
「霊感女性現る」と町でも評判となるタミエ。
やがて彼女の許へは、おぞましい事情を抱えた依頼客達が次々と集まってくるようになり――。
明治の岡山を舞台に、隻眼の女霊媒師の怪異との邂逅を精妙な筆致で描き上げた至高の幻妖怪奇小説。

解説・池澤春菜

内容説明

妾として囲われていたタミエは、ある日旦那に日本刀で切り付けられ左目と美しい容貌を失った。代償に彼女が手にしたのは、この世ならざる魑魅魍魎と死霊の影を捉える霊能力だった。「霊感女性現る」と町でも評判となるタミエ。やがて彼女の許へは、おぞましい事情を抱えた依頼客達が次々と集まってくるようになり―。明治の岡山を舞台に、隻眼の女霊媒師の怪異との邂逅を精妙な筆致で描き上げた至高の幻妖怪奇小説。

著者等紹介

岩井志麻子[イワイシマコ]
1964年、岡山県生まれ。99年、短編「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。また、同作に書き下ろし3編を加えた同題の短編集が、ジャンルを超えた質の高い作品性を支持され、第13回山本周五郎賞を受賞する。『岡山女』は第124回直木賞候補作となった。恋愛小説『チャイ・コイ』で第2回婦人公論文芸賞、『自由戀愛』で第9回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shoji

39
妾として寄り添っていた男に切り付けられ、片目と美貌を失った女の話。女は失った片目を通して、見える筈のない物や姿が見えるという内容です。最後まで読み通しはしましたが、なんだか今一つお話に乗れなかったです。面白いお話だとは思うんですけどね。2022/08/19

chiro

7
岩下志麻子さん初読み 面白かった。文章も艶っぽくて心地よく読める。話の中心は妖だが、そこに描かれている人間模様が味わい深い。人の業も淡々と描かれ、全てを受け入れているような穏やかさを感じた。他の作品も読みたくなった。2022/12/06

銀華

6
妾として囲われていた女は旦那から日本刀で左眼と美貌を失う、代わりに得てしまった霊視で霊媒師になるが訪れる依頼客は亡霊ではない影を伴っていてーーハイカラや電車、西洋が取り入れられた始めた時代の移ろいと共に、変わらぬ人間の薄気味悪さと男女の情念が横行する。視えるようになったが故に浮き彫りする陰湿さ。岡山の方言が更にそれを生々しくする。相談されたからといって解決しない話が多く、生きる為に仕事をしている気怠さが出ていて人間味がある。亡霊の方が艶やかで、生者が陰鬱さを醸し出している印象が強い。勧商場の怪異譚が好み。2022/07/08

灰猫

5
日本刀で左目を失い、代わりに霊視という話。ドロドロした感じが岩井志麻子さんぽくていい。当時の時代背景の雰囲気がよく出ていると思った。ハレー彗星の話が印象的かな。2022/07/29

かぼちゃん

4
「ぼっけえきょうてえ」の衝撃が忘れられず、同じ匂いの本書に。やはり流石の語り口。ウエットでおどろおどろしいのだけど、はんなりと品があって風景描写も美しく文学的。登場人物ひとりひとりの造形が巧みで、背負ってる業の深さが伝わるから、ホラーなのに「嗚呼、そうなるよねえ」と納得できてしまう。物語に責任持ってくれるプロだなあ。2022/09/04

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