出版社内容情報
「私にとって,芸術とは生の軌跡そのものだ.自然観を更新しながら,人生の機微を見つめ,その視座を作品に彫刻し続ける旅である」
大阪万博パビリオン「null2」が大注目!
「計算機自然」「質量への憧憬」「未知への追憶」――テクノロジーとのはざまで生じる新しい自然観を追求した軌跡。
アーティストとしての活動を収めた、待望の作品集!
【主な目次と掲載作品】
第1章 波
《借景,波の物象化》《Re-Materialization of Waves》《Morpho Scenery》《nullの木漏れ日》
第2章 蝶
《コロイドディスプレイ》《計算機と自然》《醸化するモノリス》《物化する地平線》
第3章 華
《電気がみえるブレッドボード》《環世界の遠近法》《計算と質量の間に》《ヌル即是色色即是ヌル》
第4章 鮎
《可塑庵(ぷらあん)》《計算機自然,川と空の点描:鮎》《銀口魚の変換過程》《鰻龍(うなぎドラゴン)》
[寄稿]南條史生
[寄稿]ニコル・クーリッジ・ルマニエール
展覧会歴
全制作作品リスト ほか