出版社内容情報
染井 為人[ソメイ タメヒト]
著・文・その他
内容説明
高齢男性の運転する軽トラックがコンビニに突っ込み、店員を轢き殺す大事故が発生。アクセルとブレーキを踏み違えたという加害者の老人は認知症を疑われている。事故を取材するライターの俊藤律は、加害者が住んでいた奇妙な風習の残る村・埜ヶ谷村を訪ねるが…。「この村はおかしい。皆で何かを隠している」。関係者や村の過去を探る取材の末に、律は衝撃の真相に辿り着く―。横溝賞出身作家が放つ迫真の社会派ミステリ。
著者等紹介
染井為人[ソメイタメヒト]
1983年千葉県生まれ。2017年、『悪い夏』で第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
JKD
171
社会問題にもなっている高齢者ドライバー踏み違い事故の背景にある加害者の出身地と被害者の複雑な関係を紐解く記者の俊藤律。彼の執拗な探求により真実に最接近したとき、果たしてこれ以上先に進むべきだったのか、本当に知るべきだったのか、読み終わっても明確な答えにならない読後感。まさしく震える天秤。ただ現役裁判官である元妻 里美の意見には抗えない気がした。と言うことは、やはり真相を追求すべきだったか。いやいやそうでもない。うーん。2022/09/19
しげき
163
高齢のおじいさんが運転する軽トラがコンビニに突っ込んで店員を轢き殺す事故が発生。おじいさんは認知症を患っていると見なされ、事件性はないと判断される。しかし主人公のジャーナリストが調べていくと怪しい事実が浮かび上がってくる。果たしてこのじいさんは·· こういうミステリー系の小説を読む時は結末を予想しながら読むが、当たった事は一度もない··凡人です(笑)2023/02/16
あっきー
125
全体的に状況が淡々と描かれている。ちょっと盛り上がりに欠けるかな。2023/06/09
まさきち
124
老人の運転問題をはじめ、過疎地域の窮状やコンビニの補償問題、村社会の因習や過去に犯した罪との付き合い方など色々な重いテーマが散りばめられていたが、その合間々々に律と元妻・里美、そして律と編集長・佐久間との小気味いいやり取りが差し込まれ、重い気分にならずに読了することができました。2026/04/08
はにこ
109
高齢者の運転ミスによる死亡事故。それを記事にしようと出向いた主人公が真相に迫る。被害者やその家族、そしてその場所の閉鎖感。その一つ一つがわかりやすく丁寧に描かれる。シリアスな事件だけど、元妻とのやり取りで少しほっこりできる。ラストでの主人公の選択は正しかったのか。きっと過去の自分と向き合って決めたことなのだろう。またこの元妻とうまくやれればいいのにね。2025/08/14
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