角川ホラー文庫<br> 逢魔宿り

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角川ホラー文庫
逢魔宿り

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041123386
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

元編集者で現ホラー・ミステリ作家の「僕」のもとに、昔仕事をしたデザイナー・松尾から連絡が入った。「小説 野性時代」に連載している連作怪奇短篇について、話したいことがあるという。各短篇は、それぞれ他人から聞いた体験談を基に小説化したもので、松尾とは何も関係がないはず。訝りながら家を訪ねた「僕」に、松尾は三十年前の出来事を語りだした。それは、日課の散歩中にある四阿で出会った、怪異譚を語りたがる奇妙な一家の話であった。子供時代に山小屋で遭遇した怪異、障子に映った奇妙な影絵、宿直していた学校で起きた異変。彼らが怪異譚を語るたび、なぜか松尾の近隣で事件が多発し……。(「逢魔宿り」) ほか、「お籠りの家」「予告画」「某施設の夜警」「よびにくるもの」の4編を収録した、珠玉のホラー連作短編集。

内容説明

結界が張られた山奥の家で、7つの規則を守り“おこもり”した少年が遭遇した奇妙な出来事が恐ろしい「お籠りの家」。物静かな生徒の絵が暗示する凶事に気づいた教師の記録と、それが指し示す真実に震撼する「予告画」。法事に訪れた田舎の旧家で、蔵の2階に蠢く“何か”を連れてきてしまった大学生の告白が不安を招く「よびにくるもの」など全5話を収録。怪異と謎解きの美しき融合に驚嘆する、三津田ワールドの粋を極めた最恐短編集。

著者等紹介

三津田信三[ミツダシンゾウ]
奈良県出身。編集者をへて、2001年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。10年『水魑の如き沈むもの』で第10回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

105
三津田さんの最新短篇集です。5つの聞き書きのような感じで、三津田さんにしては現代的な感じのものが多かったような感じです。私は最初の「お籠りの家」が一番三津田さんらしくていいと思ったのですが、その後の4作は若干三津田さんの作品にしてはもの足りない感じでした。雰囲気などでの怖さを演出していて新しい試みの様な感じなのでした。最初の作品をもう少し長くして長編にしてくれればという気がしました。2023/04/10

眠る山猫屋

68
四つの独立した奇談が交わる四辻に立ち昇る、不穏な影。四つの奇談は・・・父に連れて行かれた旧家屋に篭る日々と招く怪異。子供が描く絵に潜む不吉な予兆。宗教施設の夜警が遭遇するのは刻々と近づくナニカ。毎年盆になると一族の女をおとない誘うもの。そして五話目『逢魔宿り』にて結実する物語群。松尾という知人の体験談とリンクしていく四つの怪異。似て非なるものなのか、ダブる現象なのか、現実を浸食していく物語の狂気。“向こう側”はすぐそばで冥い口を開けて待ち構えている、そんな怪異譚。2023/03/25

キナコ

52
久しぶりの三津田さん作品。相変わらず直接的な表現は少ないのに、怪異の醸し出す擬音が想像力を書き立ててくる作品。五つの短編で構成されているが、少しずつ繋がっていくのも怖い。2024/05/19

あたびー

41
文庫版が出たので再読。作者が聞き取った話を書き下ろした体。「メタフィクションである」と宣言されていても、事実がかなりの割合で含まれているのではないかと思ってしまう。残酷な描写や煽るような表現が無いのに心底恐ろしくなる。幼い頃突然見知らぬ家に預けられてお籠りをする話、担任しているクラスの児童の描く絵が現実になる話、セクトの施設で不気味な庭園の夜警をする話、祖母の代参で香典を届けに行った話、そして以上の話にどこか繋がるような話を知人から聞く話の五篇。特に夜警の話は悪夢のように恐ろしい。2023/03/27

じゅんぢ

30
★★★★☆ どの話も怖くて面白いけど一番好きなのは「よびにくるもの」。結局、あれはどうなったのか気になる。「002/100」 2024/01/04

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