出版社内容情報
看護師から介護業界に転職した栗谷茜は、山奥の屋敷で、寝たきりの婦人をヘルパーとして住み込みで介護することになった。しかし、妃倭子というその婦人は、なぜか頭に黒い袋を被せられ、肌は不気味に変色し、言葉を発することも動くこともなかった。新人がゆえ、全力で職務に向き合おうとするも、茜の胸にはじわじわ疑念が広がる――これは、もう死んでいるのでは? 先が読めない、ひたすら怖いとネットを戦慄させた、禁断の介護ホラーが登場!
石田衣良氏も推薦!
「介護×ホラーのミスマッチが生み出した異次元の邪悪なデビュー作。母の愛と母の愛が命がけで壊しあう!」 石田衣良
内容説明
看護師から介護業界に転職した栗谷茜は、山奥の屋敷で、寝たきりの婦人を、ヘルパーとして住み込みで介護することになった。しかし、妃倭子というその婦人は、なぜか頭に黒い袋を被せられ、肌は不気味に変色し、言葉を発することも動くこともなかった。新人ゆえに、全力で向き合おうとするも、茜の胸に疑念が広がる―これはもう、死んでいるのでは?先が読めない、ひたすら怖いとネットを戦慄させた禁断の介護ホラー。
著者等紹介
三浦晴海[ミウラハルミ]
2021年夏、小説投稿サイト「カクヨム」で「屍介護―シカバネカイゴ」を連載開始。たちまち話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごみごみ
65
最近ホラーを続けて読んでるが、4冊目にしてこの作品が一番怖かった!王道のホラーって感じ。山奥のお屋敷で住み込みのヘルパーとして寝たきりの女性を介護することになった茜。ところが勤務初日から、謎の3つのルール、膨らむ違和感、深まる疑念・・「これはもう、○んでいるのではないですか?」読み手も全く同じことを思うはず。食事や入浴の描写も気持ち悪かったけど、ムリだったのはあの虫、虫、虫。そして今にも漂ってきそうな血と汚物と何か分からない臭い。茜が知ってしまったこのお屋敷の秘密とは?守って、逃げ切って、生き延びて!!2022/07/09
茜
64
表紙絵に釣られて読んでみましたが怖さよりも不気味さが先に立った。次は何が起こるんだろうという怖いもの見たさでどんどん読み進められます。終盤はまさかの展開で思わず「マジか!?」となりました。主人公が茜という名前なので自分が物語の中にいるような感じがしました 笑2022/12/22
つばめ
51
ちょっと話題になっていたのと、あんまり見ないジャンルのホラーで気になって読んだ本。「私が介護してお世話しているこの(あまりにも死体にしか見えない)人はなんなのか」破格の条件の求人へ飛び込んだ先は、電波も届かない人里離れた山奥のお屋敷。得体の知れないその人を介護するためには①光を当ててはいけない②素手で触れてはいけない③顔の黒袋を取ってはいけないという三つのルール。一瞬ゾンビ系?とも思うも、オチを知ればまぁ一応あちこちにヒントはあったという。モヤっとしたまま終わった感じかなあ。2023/12/03
眠る山猫屋
49
3時のヒロインでの実写化希望。2023/07/07
のりすけ
34
「死んでるんちゃうん?」な人を介護することになった主人公が、善性からであろうけどよそ様のことに首を突っ込み、たいそう危険なことになるホラー。引っ張り方が上手くてするする読み進んじゃう。オチは少々「あ…そうなんだ」な部分はあったもののホラー初心者には軽く読めていいんじゃないかしらん。2024/04/21