出版社内容情報
「もみじ時雨」……山本一力
「駆け落ち」……諸田玲子
「痛むか、与茂吉」……澤田瞳子
「粒々辛苦」……宇江佐真理
「逢対」……青山文平
「平蜘蛛の釜」……山本兼一
内容説明
江戸の海産物問屋で奉公する与茂吉は、上方へ旅立つ女将のお供を申しつけられた。与茂吉には主から命じられた仰天の使命があった(「痛むか、与茂吉」澤田瞳子)。駆け落ちで結婚した真之介とゆずの夫婦は、2人で道具屋を始めた。高杉晋作からの預かり物を新撰組に売ってしまったことで、夫婦は窮地に立たされる(「平蜘蛛の釜」山本兼一)。それぞれが求める幸せとは。苦楽を分け合う夫婦を描いた選りすぐりのアンソロジー。
著者等紹介
末國善己[スエクニヨシミ]
1968年、広島県生まれ。文芸評論家。明治大学卒、専修大学大学院博士後期課程単位取得中退。時代小説・探偵小説のアンソロジーを多数編む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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