角川文庫<br> 論理仕掛けの奇談―有栖川有栖解説集

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角川文庫
論理仕掛けの奇談―有栖川有栖解説集

  • 有栖川 有栖【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041121740
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0195

出版社内容情報

クリスティー、クイーンなど、海外の古典的名作から、松本清張、綾辻行人、皆川博子、今村昌弘など日本のミステリまで……。新しい才能への目配りを常に忘れない、本格ミステリのプロフェッショナルが愛をこめて執筆した、国内外の名作に寄せた解説集! 優れたミステリ・ブックガイドとしても最適の1冊。単行本刊行後に新たに執筆した解説3本と、杉江松恋との読書対談も加えた文庫増補版。

内容説明

「コンビ作家だったとはいえ、人間にここまでのことができるのか、と驚嘆するしかない」(『Xの悲劇』解説)。人気の本格ミステリ作家であり、本をこよなく愛する著者が国内外の名作に寄せた解説集。クリスティ、クイーンなど海外の古典から、江戸川乱歩、松本清張、綾辻行人ほか現代の国内作品まで網羅。今読むべき作品に出会える、最強のミステリ・ブックガイド!文庫化にあたり新たに解説3本と、杉江松恋氏との読書対談を収録。

目次

お人好し探偵に乾杯―『ツール&ストール』大倉崇裕
こういう本格が好きなんだ―『踊り子の死』ジル・マゴーン
火のないところでパズルを燃やせ―『試験に出ないパズル 千葉千波の事件日記』高田崇史
眩暈と地獄―『暗色コメディ』連城三紀彦
小説への頌歌―『八月の博物館』瀬名秀明
夢想の哲学―『原罪の庭 建築探偵桜井京介の事件簿』篠田真由美
華麗なる名作―『オリエント急行の殺人』アガサ・クリスティー
極上のプレグナント・ミステリ―『バルーン・タウンの殺人』松尾由美
“はかり知れないもの”への供物―『囲碁殺人事件』竹本健治〔ほか〕

著者等紹介

有栖川有栖[アリスガワアリス]
1959年生まれ。大阪府出身。同志社大学法学部卒。89年『月光ゲーム』で作家デビュー。書店勤務を続けながら創作活動を行い、94年作家専業となる。2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞、08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞。1992年に始まった、推理作家・有栖川有栖と犯罪学者・火村英生のコンビが活躍する「火村英生(作家アリス)シリーズ」は、今も人気を誇り、18年に第3回吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

112
文庫解説の寄せ集めだが、これが面白い。1つとして手を抜いた仕事がない。その作品や作者に対する愛が感じられるのだ。作品を手に取るきっかけは勧める人がいかに面白く、楽しく読めたかを如何に伝えるかだが、有栖川氏はその高いハードルを難なく越えている。彼の特徴は作家であるが故の交流の広さ。単に作品を語るのではなく、実作家とのエピソードをうまく織り込むことで、厚みをもたらしている。物語と作者への愛に溢れた作家なのだ。そんな氏の解説を読むことはその本を読んだ自分が幸せになるし、また解説をしてもらった作者も幸せだろう。2023/09/20

HANA

68
著者が他作品へ書いた解説集。元となる作品で読んでいないものが多いので読む前はどうかと思っていたのだが、これが滅法面白いのである。読んでいない作品はブックガイドとして既読の作品はその魅力が深掘りできるし、兎に角収録されている作品は片端から目を通したくなる。特に心惹かれたのはクィーンに関する部分か。論理に淫したあの作品群、もう一度手に取ってみたいな。著者の立場としては厳しめの松本清張評も、この解説読んでると『点と線』再び目を通したくなるし。こういうミステリ愛に満ち溢れた物読むと、ミステリが読みたくて堪らない。2022/04/23

60
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-1d595c.html 色々面白い本の紹介がありましたが、再読したい本がいっぱい見つかりました。2023/02/26

藤月はな(灯れ松明の火)

56
題名が幻惑的で素敵で手を取りましたが、正直、後悔しました。何故なら有栖川先生が解説を書いた本のほとんどを読んでいなかったからです。ネタバレはミステリーではご法度ですが、心配は無用でしたね。『踊り子の死』、『クロック城』、『樽』や『Xの悲劇』の解説には当時と同じく、膝を打ちました。また、この解説に出会えるなんて!だが同時にジル・マゴーンが死去していた事を知り、ショックを受けたのだった。因みに『米澤書店』でも紹介されていたので遂に『大誘拐』(天道真氏)を読みましたが、大変、面白かったですよ、有栖川有栖先生!2022/07/14

タカギ

35
本書の単行本版を読んだ後で、松尾由美の〈バルーン・タウン〉シリーズ、ジル・マゴーンの『パーフェクト・マッチ』、西澤保彦の『リドル・ロマンス』、高井忍の『漂流巌流島』を読んだ。エラリー・クイーンの各書、クロフツの『樽』は読まないとなあと思いつつ、まだ手が伸びず。連城三紀彦、笹沢左保の著書は復刊が続いていて、何冊か買っているが、まだ読めていない。今回、文庫版を読み返したら、竹本健治が読みたくなった。『涙香迷宮』の解説が恩田陸だったせいもある。2022/05/04

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