角川文庫<br> 日本、遥かなり―エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」

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角川文庫
日本、遥かなり―エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041119884
  • NDC分類 319
  • Cコード C0195

出版社内容情報

1985年3月、イラク軍はテヘラン空爆を開始。在留邦人を救い出したのは、日本ではなくトルコの救援機だった。国家が真に守るべきものとは何か。日本の「自衛」問題の本質に迫る緊迫のノンフィクション。

内容説明

もし、あなたの命が国に見捨てられたら、どうしますか。1985年3月、イラク軍はテヘラン空爆を開始。在留邦人は脱出を試みる。絶望的な状況で彼らを救い出したのは日本ではなく、トルコの救援機だった。先進国で唯一、自国民救出を他国に委ねつづける日本。国家が真に守るべきものとは何か。エルトゥールル号遭難事件の感動秘話や4つの戦争・動乱における邦人の姿を通して、日本の「自衛」問題の本質に迫る。

目次

第1部 海と空の恩義(エルトゥールル号遭難;テヘラン空爆;出張者たちの混乱;緊急事態の大使館;脱出は不可能なのか;フセインの衝撃宣言;首相を動かした男;緊迫のテヘラン空港;四半世紀後の「対面」)
第2部 「命」は守られるのか(人間の盾;長期化する人質生活;平和の祭典;イエメンからの脱出;大使の執念と教訓;リビア動乱の恐怖;決死の脱出行;見殺しにされる「命」と「今後」)

著者等紹介

門田隆将[カドタリュウショウ]
1958年、高知県生まれ。中央大学法学部卒。戦争、事件、司法、スポーツ等、幅広いジャンルでノンフィクションを執筆。『この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(角川文庫)で山本七平賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ナギ

26
‘’行列‘’で有名な北村晴男弁護士の推薦書という事で読む事にした。涙が止まらなかった。日本という国がいざという時に何の役にも立たない。憲法9条の呪縛から逃れられないからだ。世代が変わっていくが、まともな政治家や官僚が出て日本がまともな国際国家になる事を願ってやまない。いつか来るだろうか?そんな日が……国民の意識が変わらないと無理だろう。平和ボケしてる場合ではないと思った。2022/03/04

ミナ

12
今年のアフガニスタンへの自衛隊機派遣は歴史的だったのか…。あまりの成果のなさにこれだから…感が否めなかったが、こうして読んでいくと成果はどうあれ凄いことだったのだな。領土、国民の生命、財産を守ることが国家の使命なのに、守ろうとしない日本は果たして「国」と言えるのか?有り難い憲法によると「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」のだものね。全ては周りの国頼み。学校で杉原千畝を持て囃すようになったけど、実際の今の日本人はこの有様。恥ずかしいの一語に尽きる。2021/12/29

鉄人28号

11
☆☆☆☆ 再読。1985年、イランイラク戦争の最中に発生したイラン在住邦人救出の迷走顛末(トルコ航空によって救出)。1990年、イラクのクウェート侵攻時における在クウェート大使館員を人質の盾としたフセイン政権からの救出劇(アントニオ猪木の尽力)。いずれの事件においても日本政府の対応が腹立たしい。とても主権国家とは思えない。主権国家としてとしての第一の使命は自国民の生命・安全を守ることではないのか。政府・官僚にはその力が全くなく、外国の力に頼らざるを得ないとは何とも情けない。外務省の対応は国賊的である。2023/02/20

スプリント

11
外務省をはじめとする役人のダメさ加減に憤りを感じる。 2022/01/03

shun

7
2022年16冊目。退院後1冊目。1890年のエルトゥールル号遭難事件のことが詳しく書かれている本なのかと思ったら違っていました。イラン・イラク戦争、湾岸戦争、イエメン内戦、リビア動乱における在留邦人の脱出に関して、日本政府は何もしなかったということが描かれています。日本という国が嫌いになりそうです。文庫版あとがきを読むと、更にそう思えてきます。在外邦人等の保護措置を実行するための3要素に関しては、言いたくはないが、頭がおかしいとしか言いようがない。もっと多くの人に読まれてほしい作品です。2022/04/03

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