出版社内容情報
中山 七里[ナカヤマ シチリ]
著・文・その他
内容説明
臓器を抜き取られ傷口を雑に縫合された死体が、都内で相次いで発見された。司法解剖と捜査の結果、被害者はみな貧しい環境で育った少年で、最初に見つかった1人は中国からやってきたばかりだと判明する。彼らの身にいったい何が起こったのか。臓器売買、貧困家庭、非行少年…。いくつもの社会問題が複雑に絡み合う事件に、孤高の敏腕刑事・犬養隼人と相棒の高千穂明日香が挑む。人気警察医療ミステリシリーズ第5弾!
著者等紹介
中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年、岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
120
中山さんの犬養刑事シリーズです。やはり娘が入院しているのでこのような医療関係の事件が多いのでしょう。最初は中国から日本に来た少年が肝臓の一部を摘出された死体で発見されます。その後同じような事件が頻発していき同僚の刑事も中国へ出張したりします。貧困が絡んでいるやるせない話ですが、結局お金と権力を持った人間が…、ということで最後もあんまりすっきりしませんでした。2025/10/29
ゴンゾウ@新潮部
106
シリーズ5作。臓器移植と貧困家庭がテーマ。貧困が故に違法な臓器移植に子供を売り渡す。とても考えさせられる物語でした。背後にどんな黒幕、犯罪組織が序盤はページを繰る手が止まりませんでした。最後の黒幕と犬養刑事のやりとりは消化不良。2026/02/05
茜
104
今回も社会問題と向き合わなければいけない作品でした。臓器売買と移植の問題、さらに貧困問題。。。他人事では済まない問題かもしれません。さすが中山七里氏、掘り下げの仕方が上手でした。犬養隼人は今回も倫理観と戦うこととなるのだけど刑事として、父親としてまた一人の人間としてと読むとちょっと辛かったです。正義とは何なのか?誰に対しての正義なのか?何をもってして正義なのだろうか?答えを見つけてください。2023/06/26
キナコ
95
シリーズもの。臓器売買がテーマ。未成年の意志とはどこまでが有効なのか考えさせられる。日本の臓器移植の難しさ、他国の臓器移植への価値観などが対比して書かれており、より日本の移植問題を考えさせられる。 何が正義なのか、犬養刑事シリーズは社会問題をテーマにしていることが多いので、いつも読了後に考えちゃう。今後も楽しみなシリーズ。2023/12/27
ケイ
92
三分の二くらいまではシリーズで一番面白かった。しかし、犯人たちがわかってくると、いや、いくらなんでも…となってしまうし、安易に毎回娘が絡んでくるのもどうよと思う。最後まで読んで、ああ、普通には終わらせたくなかったのかなと思わないでもない。法輪功の方々は、これほど中国からのインバウンドが増える前は大阪城の近くで活動もされていた。法輪功関連のことにもっとページを割いてほしかったな。2025/10/06




