千年の歓喜と悲哀 アイ・ウェイウェイ自伝

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千年の歓喜と悲哀 アイ・ウェイウェイ自伝

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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041119631
  • NDC分類 702.22
  • Cコード C0098

出版社内容情報

父は詩人だった。中華人民共和国の設立に関わった芸術家だったが、私が十歳の時、文化大革命により父は追放された。家族は屈辱にまみれた極貧生活を余儀なくされた。父の名誉が回復されるには十二年の歳月が必要だった。砂漠地帯から戻り、北京電影学院の学生となった私は、当局との攻防に嫌気がさし、それまで国交を絶っていたアメリカに留学する千載一遇のチャンスを捉え、ニューヨークに移り住んだ。美大に通い自由を満喫した私だったが、北京に戻り活動を始めると、再び公安局員が訪れるようになった。スイスの建築家と北京五輪スタジアム「鳥の巣」を手掛け、ネットで積極的に発信するようになると、公権力の介入は激しくなり、ついに私は投獄されてしまう--。権力の弾圧を受ける詩人の父、美術家の息子。闘う二人の芸術家を通し、激変する中国の現代史を描いた、感動の自伝。

内容説明

1967年、文化大革命により、詩人の父・艾青は息子・艾未未とともに、小シベリアに追放された。29年にはパリに留学、帰国後の49年には新生「中華人民共和国」の建国に関わった艾青だったが、建国後18年、反革命分子として屈辱を味わわされていた。57年、混乱の中で生まれた艾未未は、極貧の十代を過ごし、自分の運命がある日、誰によるものとも知らずに変わってしまうことを知る。自由な詩作を制限されながら、チリの詩人パブロ・ネルーダとの旧交を温め、詩に身を捧げた艾青。国と芸術の間で翻弄される父を見て育った艾未未は、81年、まだ亡命同然と思われていたアメリカ留学を申請。時を経て国に戻り、中国を代表する現代美術家となった艾未未は、次々と新しいアートを生み出しては当局に物議を醸し、北京のオリンピック・スタジアム「鳥の巣」の建築にも携わるが、2011年、北京空港で突然、官憲に逮捕拘禁されることになる―。

目次

透明な夜
心は燃えている
中国の大地の上に雪は降り
太陽に向かって
新たな時代
庭師の夢
北東の果てから北西の果てへ
世界は君たちのもの
風よりも自由に
民主主義か独裁か〔ほか〕

著者等紹介

艾未未[アイウェイウェイ]
1957年、中華人民共和国の北京に生まれた。80年代初期からアメリカ合衆国に住み、93年に北京に戻った。人権と言論の自由を主張するアーティストとして、世界で作品が展示され、ソーシャルメディアでも活躍する。人権財団から創造的反体制に対する「ヴァーツラフ・ハヴェル賞」、アムネスティ・インターナショナルから「良心の大使賞」(2015年)、「高松宮殿下記念世界文化賞」(2022年)など、複数の受賞歴がある

佐々木紀子[ササキノリコ]
北海道出身。東京外国語大学ロシア語科卒業。科学・歴史系のノンフィクションから、ミステリ・サスペンス小説まで、幅広い分野の翻訳に携わる。趣味はロンドンの美術館めぐりと、美術館で行われるアートのワークショップに参加すること(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

55
1980年代から現代美術家として活躍。その一方で社会運動にも力を入れている。現代美術にも中国の政治的歴史にもかなり疎い状態で読んだ自伝。三分の一程は父親の自伝となっていて社会運動家としてもアーティストとしても父親とその追放生活の影響が大きかった事が伺える。過去と現在の経験が無ければ彼の生み出すアートもまた違ったのではないかと思う。大きく見えない敵との闘いがアートへの原動力にもなったのかもしれない。勾留シーンの様な事が現在もある事に驚く。いつか変わる時が来ると良いが…。2022/12/26

りえぞう

5
◎。長編で重かったが、ただのヒゲおやじじゃないことがよくわかった。こりゃ祖国には帰れないな。文革以降も中国政府、やることはあまり変化ない。2023/04/19

AstiN

5
あまり艾未未氏のことは知らなかったが、2代にわたり中国という国に大きく影響されることを余儀なくされたなかで、精緻に構築された思考と、真の部分で変わることのない芸術家としての誇りと意識を強烈に感じた。 前半部分の父親のほぼ半生記がある中で、今の中国と過去の中国の比較もでき、艾未未氏がそこに対比構造を見出している中で、現代中国の状況を一面から知る非常に興味深い歴史的な資料にもなっていると思う。2022/12/23

dulce_zakka

2
興味深い。何者かが分かった。2023/02/22

takao

1
ふむ2023/07/11

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