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出版社内容情報
坂東武者が苦戦した蒙古軍の特殊な戦法をもかいくぐった迅三郎。次に向かうのは筥崎宮。日本軍の戦力が分散してしていることを懸念する迅三郎はとんでもない行動にでる…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶのぶ
22
高句麗、新羅、百済、倭国と昔から小競合いが繰り返されているのだと再認識。「一度戦となれば勝ったところで、それがいつかは次の火種になる。」神功皇后の言葉。教科書には数行のことだが、いろいろなことがあったことが、この漫画から分かる。神風はあったらしいが、どうもそれが決定的なことではないようだ。歴史の研究もまだまだこれから、覆るものも多いのだろう。定説も面白いが、実際にはどうだったかを知ることは面白い。2022/05/30
さとみん
9
迅三郎の勝つための選択は相変わらず無駄がなく、見ていて気持ちがいい。対馬編の安徳天皇といい過去を絡めるタイミングが絶妙。そして神風の顛末には痺れた。本当に物語の見せ方が上手いなあ。博多の「一所懸命」はここからが本番だ。2021/10/30
arianrhod
7
やっぱり義経、蝦夷地からの大陸横断ファンタジーにも手をだすのかな?神功皇后も登場したしてびっくりしたし。しかし既に安徳天皇も登場をキメてるので、何でもこいというお祭り気分デス。2022/04/09
やすとみくろ
6
文永の役は確か日本も大陸も資料が少なかったと記憶しているけど、今はどうなんだろう。資料には神風以外にもオカルティックな、化身が登場して敵を打ち払ったとかの記述が(確か)多かったが、迅三郎に神功皇后を見せておきながら、戦場での神の加護を否定させ、また歩き巫女の発言で、戦うのは武士だと改めて強調させているよう。資料に対する皮肉じゃないけど、神風含めて神意が元を打ち払ったのではなく、武士の奮戦がそれを成し遂げさせたという現実を強調する描写に思える。そこに神功皇后というオカルト要素が入るのが面白いが。2021/10/30
毎日が日曜日
6
★★★2021/11/01